ダック (きかんしゃトーマス)
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ダック | |
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『汽車のえほん』及び 『きかんしゃトーマス』のキャラクター |
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登場(最初) | 原作 第11巻『ちびっこ機関車パーシー』 第2話『パーシーとダック』 人形劇 第2期 8話 『ダックしごとをもらう』 |
作者 | ウィルバート・オードリー |
声優 | 塩屋浩三(第2期 - 第7期) 鈴木清信(第12期 - ) |
プロフィール | |
性別 | 男性 |
製造年 | 1929年3月 |
来島年 | 1955年 |
車軸 | 0-6-0 |
車体番号 | 8 |
車体色 | 緑 |
ダック(英名:Duck the Great Western Engine)は、イギリスの幼児向け絵本『汽車のえほん』、またその映像化作品『きかんしゃトーマス』に登場するタンク式蒸気機関車(タンク機関車)である。ボディの側面にある『GWR』のロゴの通り、グレート・ウェスタン(大西部)鉄道出身という設定。
概要
ソドー島においてトップハム・ハット卿が管理するノース・ウェスタン鉄道の8号機。ターミナル駅の操車場で働いていたパーシーのキャパシティオーバーに対応するため、1955年に来島した。現在はそのターミナル駅(ティドマス)と島北西部の港(アールズバーグ・ウェスト)を結ぶ支線で働いている。
モデルとなった機体はグレート・ウェスタン鉄道の5700型蒸気機関車で、作中では数少ないパニアタンク式の蒸気機関車である。本名はモンタギュー(Montague)。アヒルのようによちよち走るという理由からダックというあだ名で呼ばれている[1]。日本語版における一人称は「僕」[2]。
性格
大西部鉄道出身である事を誇りに思っており、仕事熱心で真面目な性格。本人曰く仕事のやり方には「グレート・ウェスタン流(The Great Western way)」と「ダメダメ流(The wrong way)」の2つがあるという。その事をよく口にするため、他の機関車から鬱陶しがられることもある。
基本的に貨車や客車の扱いは得意だが、いたずら貨車の悪ふざけに煩わされることもある[3]。ただし度胸は据わっており、怠けたり反抗的な態度をとる機関車や貨車には一喝したり、いたずらを用いて仕返しを企てたりするなど、厳しくもお調子者な一面を持つ。
作品における出来事
ディーゼル機関車ディーゼルの来島時には、彼に「恥をかかせた」と逆恨みされ、蒸気機関車達やトップハム・ハット卿に「ダックが悪口を言った」と嘘の噂を吹き込まれた。機関庫において一時的に孤立したものの、誤解が解けたことにより再び迎えられた。以降は蒸気機関車の中でもディーゼル機関車を特に嫌っていたが、親切で礼儀正しいディーゼルのボコとは会話によって打ち解けた。
休止していたティドマスからアールズバーグ・ウェストまでの海辺の支線が旅客営業を再開した際は、アールズバーグ・ウェストにあるアールズデール(ちんまり)鉄道との連絡駅にて砂利を受け取っていた。以降はそこでの運行が主となり、旅客列車も任されるようになった。同じくグレート・ウェスタン鉄道出身の客車アリスとミラベル[4]、タンク機関車のオリバーを支線に迎え入れ、現在に至っている。
TV版での扱い
模型シリーズ
第2期から第7期までは準レギュラーとして頻繁に登場していた。第8期から第11期までは登場キャラクターの再編成のため1度も登場しなかった[5]が、第12期で再登場した。この時は模型とCGの合成処理の都合上、顔の大きさが場面によってまちまちになっていた。
ダックの撮影用模型は、他のメインキャラクターと同じく日本にて展示される予定であった。ところが輸送中、車体に亀裂が生じたため英国に返却され、現在に至っている。
3DCGシリーズ
第17期で再登場。主役エピソードやグレート・ウェスタン鉄道での回想シーンの制作も重ねられることとなった。出身が同じであるスリップコーチという客車も登場し[6]、原作絵本でのアリスとミラベルに代わり主に牽引している[7]。
日本語版において、ダックの出身となる「グレート・ウェスタン鉄道」は、原作絵本と模型シリーズでは「大西部鉄道」と直訳されていた。その直訳はCGシリーズにおいて、ダックの再登場2話目となる第17期「トーマスりゅうでいこう」序盤でしか用いられていない。同エピソード中盤からは「グレート・ウェスタン鉄道」の訳が積極的に用いられ続けている。
長編第4作『Sodor Sings Together』にて、スリップコーチたちとともにカメオ出演。2021年の展開以来、映像に数字を除く文字が正式に一切出てこなかった中、引き続き車体に「GWR」のイニシャルを纏っての登場となった。また、映像での姿と、その公開前にリリースされた玩具とでは、配色等デザインが若干異なっている。
声優
- 英米版 - スティーブ・キンマン
- 日本版 - 塩屋浩三(第2期 - 第7期)→鈴木清信(第12期 - )[8][9]
脚注
- ^ 本人もそのあだ名を気に入っているが、たまにそのあだ名をからかわれている。
- ^ 第3期第77話(第25話)『くだものれっしゃ』ではゴードン、ヘンリー、エドワードらとともに「俺」と言っている。
- ^ 第2期、第6期においての出来事。
- ^ アリスとミラベルは現時点でTV版には未登場。
- ^ ただし、第10期の挿入歌に登場。
- ^ 第18期第430話(第16話)、英国版では第422話(第8話)「ダックとスリップコーチ」
- ^ 最初はジェームスが引いていたが、衝突事故を起こしたため、再びダックが扱うようになった。
- ^ 第20期第473話(第7話)「ライアンとデイジー」のみ樫井笙人が担当。
- ^ 長編第14作のみ歌手が担当。
「ダック (きかんしゃトーマス)」の例文・使い方・用例・文例
- ナスダックは空前の高値をつけている
- ナスダックジャパンには今日、ITや外食産業だけでなく、介護養護産業などもリストアップされている。
- かつて世界最大のフィルム製造業者だったイーストマンコダック社は、デジタルカメラ台頭に対処するべく、既存のバリューチェーンの再構築を抜本的に強いられたことだろう。
- 私と一緒に北京ダックを食べましょう。
- 翌日、新聞社で、彼は中にダックスフントの入ったパンを描いた。ダックスフント・ソーセージではなく、犬のダックスフントの入ったものをである。
- 彼は、ダックスフント・ソーセージを売っている売り子を見た時、漫画にできそうなアイデアが浮かんだ。
- 売り子が観客の列をあちこちと売り歩くとき、「ダックスフント・ソーセージはいかが」と叫んだ。
- 今や大統領はレイム・ダックにすぎません。
- ドーガンはダックスフントをどうつづるのか知らなかった。
- ダックスフントは、非常に長い胴と短い足をしたドイツ犬である。
- ダックスフント・ソーセージは、最初ニューヨークで大人気になった。とりわけ野球の試合の時である。
- アメリカ人はフランクフルターを「ダックスフント・ソーセージ」と呼んだ。
- 熱いダックスフント・ソーセージはいかが。
- 「ダックスフント・ソーセージ」は、フランクフルターにふさわしい名前であった。
- テンピンやダックピンなどを用いるゲームの競技
- 動物にその土地の言葉を与える風変わりなダックビルを終わっていらせている頭
- ダックスフントは耳が垂れ下がって胴が長く体高が低い犬だ
- 米国の映画制作者で、アニメーションの先駆者となり、ミッキー・マウスとドナルド・ダックのようなキャラクターを創作した
- ダックスフントという犬
- 阪神タイガースの前監督,野村克也氏がアマチュア野球チーム,シダックスのゼネラルマネジャー兼チーム監督になった。
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