機関車トーマス_(絵本)とは? わかりやすく解説

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機関車トーマス (絵本)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/08 05:17 UTC 版)

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機関車トーマス(汽車のえほん2)』(きかんしゃトーマス(きしゃのえほん2))(原題 : Thomas The Tank Engine)は、低学年の児童向け絵本シリーズ「汽車のえほん」の第2巻である。

機関車トーマス
著者 ウィルバート・オードリー
レジナルド・ペイン
レジナルド・ダルビー
イギリス
言語 英語
ジャンル 絵本
出版社 エドモンド・ワード社(1946年 - 1968年
ケイ&ワード社(1968年 - 1998年
エグモント社(1998年 - )
出版日 1946年10月18日
前作 三だいの機関車
次作 赤い機関車ジェームズ

概要

1946年10月18日イギリスで発行されたウィルバート・オードリー牧師執筆による汽車のえほんシリーズの第2巻。4話の短編作品を収録。挿絵は当初レジナルド・ペインが担当したが、重版時にレジナルド・ダルビーの挿絵に差し替えられた。

ポプラ社から1973年11月に日本語訳が出版されていたが、2004年ごろ品切重版未定となり、2005年に新装改訂版が出版された。また、2010年12月にミニ新装版が発売された。

成立の過程

成立の過程は、汽車のえほんの中で詳述。

この巻では他の巻のダルビーの絵とタッチが異なり(他の巻と比較すると黒っぽくラフなタッチで、のちのケニーの絵に近い)、彼にしては珍しく機関車などの細部描写もリアルである(特に火室部分のカーブの描き方など)。これはダルビーが初版におけるペインの挿絵を、ほぼそのまま模写する形で描き直したためである。

このため、初版におけるペインの挿絵と、重版(現在の版)におけるダルビーの挿絵は大部分で一致するが、一部ダルビーにより変更された部分もある。例として「トーマスとゴードン」の5枚目の挿絵は、ペインによる挿絵ではトーマスが後ろを向き客車を引っ張っているのに対し、ダルビーによる挿絵ではトーマスが前を向き(客車の妻面に顔を向けて)バックで客車を引っ張っている。

収録作品

  • トーマスとゴードン(Thomas and Gordon)
  • トーマスの列車(Thomas' Train)
  • トーマスと貨車(Thomas and Trucks)
  • トーマスときゅうえん列車(Thomas and the Breakdown Train)

登場キャラクター

テレビシリーズの機関車紹介と重複する解説は省略、本巻の内容で特筆すべきものを紹介(きかんしゃトーマス・汽車のえほんのレギュラー機関車も参照)。

  • トーマス:トーマスだけ最初から車体に1のレタリングがされているのは、クリストファーが持っているおもちゃのトーマスがそうだったからである。しかしそのまま「おもちゃのトーマス」を挿絵には使えないと判断したレジナルド・ペインは、ロンドン・ブライトン・アンド・サウスコースト鉄道の「クラスE2」をモデルにトーマスを描いた。列車種別標識灯の搭載位置がヘンリーの代走時にはきちんとおでこに変更されている。これは普通旅客列車を表す。エドワードの代走時はランボードの向かって左に一個。これは各駅停車貨物列車を表す。
  • ジェームス:初登場。赤に塗装変更される前の黒い塗装で登場し、この巻のみ目は円形に描かれている。木製のブレーキシューが燃えるという事故に見舞われるが、これはロンドン・ミッドランド・スコティッシュ鉄道のリッキー・インクラインで実際に起こったもの。
  • ゴードン:列車種別標識灯の搭載位置がランボードの両側に一個ずつ、都合2個の時は急行列車。
  • ヘンリー:本巻ではずっと不調で活躍なし。前巻のラストで塗装が変更されたため、青い塗装である。
  • エドワード:トーマスと会話するが、本巻では目立った活躍なし。

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