大きな機関車ゴードンとは? わかりやすく解説

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大きな機関車ゴードン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/03 13:25 UTC 版)

大きな機関車ゴードン(汽車のえほん8)』(おおきなきかんしゃゴードン きしゃのえほん8)(原題 Gordon the Big Engine)は、低学年の児童向け絵本シリーズ「汽車のえほん」の第8巻である。

大きな機関車ゴードン
著者 ウィルバート・オードリー
レジナルド・ダルビー
イギリス
言語 英語
ジャンル 絵本
出版社 エドモンド・ワード社(1953年 - 1968年
ケイ&ワード社(1968年 - 1998年
エグモント社(1998年 - )
出版日 1953年
前作 機関車トービーのかつやく
次作 青い機関車エドワード

概要

1953年イギリスで発行されたウィルバート・オードリー牧師執筆による汽車のえほんシリーズの第8巻。4話の短編作品を収録した低学年の児童向け絵本。挿絵はレジナルド・ダルビーが担当。ポプラ社から1974年4月に日本語訳が出版されていたが、2004年頃一旦絶版。2005年に新装改訂版が出版された。更に2010年12月にミニ新装版が発売された。

成立の過程と作品背景

1945年から、ほぼ毎年に1巻ずつ続巻してきた本シリーズの第8巻。初版出版時の1953年には、6月2日エリザベス2世の戴冠式が行われており、「ペンキとおめし列車」はこれを反映したエピソードである。

収録作品

  • ゴードンのだっせん(Off the Rails)
  • おち葉(Leaves)
  • トーマスのちんぼつ(Down the Mine)
  • ペンキとおめし列車(Paint Pots and Queens)

登場機関車

テレビシリーズの機関車紹介と重複する解説は省略、本巻の内容で特筆すべきものを紹介。

  • ゴードン - 臨時列車(貨車)牽引の仕事を嫌がった事で転車台近くの沼地にはまってしまうが、これは1952年8月12日に起こった事の新聞記事が元ネタである。
  • ヘンリー - 「ペンキとおめし列車」の最初の挿絵で、機関庫の柱が邪魔になってヘンリーが出られなくなっているミスがある。
  • ジェームス - 前輪の数は2つなのが正しいが、「ペンキとおめし列車」の最初の挿絵では4つになっていて、前輪の数が2つ多い。また、「ゴードンのだっせん」の最後の挿絵では、ゴードン、ヘンリーと共に真横からの姿が描かれているが、ダルビーは煙室扉の顔をテレビシリーズのような立体的な物ではなく平面的に捉えたためか、顔が無い。
  • トーマス - 鉱山の穴に落下してしまうが、これは1892年にファーネス鉄道で起こった事故が元。本巻では浅めの穴だが、実際は深さ200メートル並みの炭鉱の穴に落ちた。
  • エドワード - 1話と4話に登場
  • パーシー - 4話の最後の挿絵にだけ登場
  • トビー - 4話の最後の挿絵にだけ登場

その他

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