機関車トービーのかつやくとは? わかりやすく解説

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機関車トービーのかつやく

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/04 13:51 UTC 版)

機関車トービーのかつやく(汽車のえほん7)』(きかんしゃトービーのかつやく きしゃのえほん7)(原題 Toby the Tram Engine)は、低学年の児童向け絵本シリーズ「汽車のえほん」の第7巻である。

機関車トービーのかつやく
著者ウィルバート・オードリー
レジナルド・ダルビー
イギリス
言語英語
ジャンル絵本
出版社エドモンド・ワード社(1952年 - 1968年
ケイ&ワード社(1968年 - 1998年
エグモント社(1998年 - )
出版日1952年
前作みどりの機関車ヘンリー
次作大きな機関車ゴードン

概要

1952年イギリスで発行されたウィルバート・オードリー牧師執筆による汽車のえほんシリーズの第7巻。4話の短編作品を収録。挿絵はレジナルド・ダルビーが担当。ポプラ社から1974年4月に日本語訳が出版されていたが、2004年頃一旦絶版。2005年に新装改訂版が出版され、モデルアニメーションに準じて「機関車トビーのかつやく」となっている。2010年12月にミニ新装版が発売された。

初期の版での裏表紙の予告では、仮題が「トロッコ機関車トービー」となっていた。これは原題「Toby the Tram Engine」の「Tram」を「路面軌道」では無く「産業用小軌道(すなわちトロッコ)」の意味に誤訳してしまったせいであろう。

成立の過程

1945年から、ほぼ毎年に1巻ずつ続巻してきた本シリーズの第7巻。オードリー牧師とその息子クリストファーが見た、グレート・ヤーマスで入れ替え作業をしていた路面機関車からトビーの構想が生まれた。また日本語旧版ではこの巻から字が少し小さくなった。

収録作品

  • トビーとふとっちょの紳士 (Toby and the Stout Gentleman)
  • トーマスとおまわりさん (Thomas in Trouble)
  • トビーとジェームス (Dirty Objects)
  • キンドリー夫人のクリスマス (Mrs. Kyndley's Christmas)

登場キャラクター

テレビシリーズの機関車紹介と重複する解説は省略、本巻の内容で特筆すべきものを紹介。

  • トーマス
  • パーシー
  • ジェームス
  • トビー:初登場。モデルはグレート・イースタン鉄道のウィスベック線で使用されていたクラスJ70。
  • ヘンリエッタ:初登場。トビーの客車。モデルは同線のボギー客車だが、ダルビーは2軸にアレンジした。

その他

  • この巻では局長の家族が初めて登場する。
  • P43の挿絵では、事故でタールを被ったジェームスを強調して背景に集中線が描かれ、ダルビーにしては珍しい技法である。

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