ゆうかんな機関車とは? わかりやすく解説

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ゆうかんな機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/01 03:55 UTC 版)

ゆうかんな機関車(汽車のえほん17)』(ゆうかんなきかんしゃ(きしゃのえほん17)、原題: Gallant Old Engine)は、低学年の児童向け絵本シリーズ「汽車のえほん」の第17巻である。

ゆうかんな機関車
著者 ウィルバート・オードリー
ジョン・ケニー
イギリス
言語 英語
ジャンル 絵本
出版社 エドモンド・ワード社(1962年 - 1968年
ケイ&ワード社(1968年 - 1998年
エグモント社(1998年 - )
出版日 1962年
前作 機関車トーマスのしっぱい
次作 がんばりやの機関車

概要

1962年イギリスで発行されたウィルバート・オードリー牧師執筆による汽車のえほんシリーズの第17巻。4話の短編作品を収録。挿絵はジョン・ケニーが担当。ケニーは視力低下のため、この巻で押絵を降板する。ポプラ社から1980年8月に日本語訳が出版されていたが、2004年頃絶版。2010年12月にミニ新装版が発売。

成立の過程

1945年から、ほぼ毎年に1巻ずつ続巻してきた本シリーズの第17巻。

収録作品

  • とくせいのえんとつ (Special Funnel)
  • スチームローラー (Steamroller)
  • ふへいやダンカン (Passengers and Polish)
  • ゆうかんな機関車 (Gallant Old Engine)

登場キャラクター

メインキャラクター
  • スカーロイ
  • レニアス - 10巻以来不在であったが、この巻でようやく修理から帰ってくる。
  • ピーター・サム - トンネルのつららと衝突して煙突を破損し、「最新式の煙突」ギースル・エジェクタに換装される。モデルとなったタリスリン鉄道の同型機「エドワード・トーマス」が実際にギースル・エジェクタに換装された事が元となっている。
  • サー・ハンデル - 元の車輪が空転を起こしやすかったので、幅広の車輪に換装される。
  • ダンカン - モデルとなったタリスリン鉄道の同型機「ダグラス」が橋の上で故障した出来事が元となっている。
  • ラスティー
  • エドワード - 修理の終わったレニアスをスカーロイ鉄道まで連れてくる。
サブキャラクター
  • ジョージ - この巻のみに登場。モデルはオードリー牧師の友人、ボストン牧師が所有していたエーブリング&ポーター社製の蒸気ローラー。サー・ハンデルの牽引していたブレーキ車と衝突事故を起こしたが、これは1927年アイルランドのムスケリー鉄道で起こった事故が元となっている。人形劇ではもっと活躍があり、「きかんしゃトーマス・汽車のえほんの自動車キャラクター」を参照。

その他

  • この巻は英語版と日本語版で表紙の絵が違っており,英語版と新日本語版はP47、旧日本語版はP49が使用されている。この巻は原画が何枚か紛失しており、よく見るとカラーコピー的な色合いの挿絵も見られるので、それが理由とも考えられる。
  • P27の挿絵に登場する顔付きの青い車は、ケニーが実際に所有していた「ウーズレー・15/60」を描いたものである。

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