タキ1200形
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「国鉄タキ6250形貨車」の記事における「タキ1200形」の解説
1966年(昭和41年)1月25日に1両(タキ1200)が日本車輌製造で製作された。国鉄では初の無水硫酸専用車で、荷重は 30 t 、自重は 16.6 t である。 タンク体は内径 1,550 mm 、タンク全長 9,020 mm で、実容積は 16.2 m3 である。台枠は車体長方向に中梁・側梁を、車体幅方向に横梁・枕梁・端梁を各々組み合わせる一般的な平形構造で、長さは 9,900 mm である。タンク体中央下部と台枠中梁中央部とを受板(センタアンカ)で固定し、タンク両端部は帯金を用いて台枠上のタンク受台に固定される。帯金は内部タンクを緊締しており、タンク受台との固定部以外は帯金は外部に露出しない。ブレーキ装置は一般的な自動空気ブレーキで、国鉄貨車が汎用的に用いる K 三動弁を制御弁として装備し、補助空気溜を独立別個に実装した KD 形である。積荷の有無でブレーキ力を切り替える「積空切替機構」は装備しない。補助ブレーキ装置は車両端部の台枠上に回転ハンドル式の手ブレーキを設ける。 落成時の所有者は日本曹達で、1979年(昭和54年)2月28日に日曹金属(1983年(昭和58年)10月14日に日曹金属化学へ社名変更)に名義変更した。本車以降の製造は荷重を増大したタキ6250形の製作によって賄われ、本形式は1両で製作を終了している。1983年(昭和58年)10月25日に廃車となり形式消滅した。
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タキ1200形(初代)
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タキ1200形(初代)はリン酸専用の30t 積私有貨車である。本形式は日本初のリン酸専用車である。 1945年(昭和20年)8月8日に若松車輌にて1両のみ製作された。落成日が太平洋戦争中であったため当時の資料が現存していないが、軍事関連物資の輸送に使用していたものと推定される。 所有者は三井化学工業で常備駅は大牟田駅であった。 落成より16年後の1961年(昭和36年)7月28日に廃車となり同時に形式消滅となった。
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