タキ11750形
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「国鉄タキ8750形貨車」の記事における「タキ11750形」の解説
タキ11750形は、クラフトパルプ廃液の35t 積タンク車として1968年(昭和43年)7月3日に1両(タキ11750)が新潟鐵工所にて製作された。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 落成時の所有者は、藤本産業でありその常備駅は紀勢本線の鵜殿駅であった。1980年(昭和55年)3月3日に播磨化成工業へ名義変更され常備駅は岳南鉄道(現・岳南電車)岳南線の須津駅へ変更になった。 タンク体は普通鋼(一般構造用圧延鋼材)製で荷役方式はS字管を使用してタンク上部にある液入れ管からの上入れ、吐出管からの下出し式である。 車体色は黒、寸法関係は全長は11,600mm、全幅は2,450mm、全高は3,820mm、台車中心間距離は7,500mm、実容積は34.3m3、自重は16.9t、換算両数は積車5.0、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には車籍がJR貨物に継承されたが、1990年(平成2年)3月に廃車となり同時に形式消滅した。
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