タキ11700形
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「国鉄タキ8900形貨車」の記事における「タキ11700形」の解説
タキ11700形は、アスファルト専用の45 t 積タンク車として1968年(昭和43年)6月10日に2両(オタキ11700 - オタキ11701)、1970年(昭和45年)8月19日に2両(オタキ11702 - オタキ11703)の合計4両が川崎重工業にて製作された。 記号番号表記は特殊標記符号「オ」(全長 16 m 以上)を前置し「オタキ」と標記する。 落成時の所有者は、共同石油の1社のみでありその常備駅は江差線の七重浜駅であった。1981年(昭和56年)8月7日に全車4両が日本石油輸送へと名義変更された。 前級であるタキ9200形に比べわずかに小さいが、積載荷重は45 t 積みであり台車も3軸台車のTR78である。また従来は単一径胴形であったタンク体が異径胴形に変更された。 車体色は黒、寸法関係は全長は18,000 mm、全幅は2,720 mm、全高は3,865 mm、台車中心間距離は10,320 mm、実容積は48.7 m3、自重は33.8 t、換算両数は積車8.0、空車3.5であった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(4両)の車籍がJR貨物に継承されたが、1988年(昭和63年)6月に全車一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。
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