ズベズダ【Zvezda】
ズヴェズダ
ロシアから最初の「居住棟」打ち上げ
2000年7月12日(日本時間)、国際宇宙ステーションとしては最初の居住棟となるサービスモジュール「ズヴェズダ」が、 カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地からプロトンロケットによって打ち上げられました。ロシア語で星を意味する「ズヴェズダ」は、発射10分後には地球の周回軌道に達し、その後自力で徐々に高度を上げて2週間後の7月26日(日本時間)に、高度400kmを周回する宇宙ステーションのザーリャとドッキングしました。
生活拠点の完成で宇宙ステーション建設が軌道に
ズヴェズダは全長約13m重量約19tで、ロシアの宇宙ステーション「ミール」の本体モジュールとよく似た構造になっています。外部には約30mの太陽電池パネルがあり、船体には外部観察用の窓が14と輸送船を受け入れるドッキング装置が4か所あります。また宇宙ステーションに必要な基本的な機能はすべて備えていて、電力供給、姿勢制御、通信などの設備があるほか、室内にはベッドやトイレ、冷凍冷蔵庫、調理用設備、食事用テーブルまで用意されおり、宇宙ステーション完成までは、ここが居住スペースとして使用されます。今後、酸素や燃料などを順次搬入していく予定です。生活拠点ができたことで、宇宙ステーションの建設もいよいよ軌道にのることになりました。
ズヴェズダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/31 04:47 UTC 版)
ズヴェズダ(ロシア語: Звезда、Zvezda)
- 1 ズヴェズダとは
- 2 ズヴェズダの概要
- ズヴェズダのページへのリンク