ISS への接続
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/04 23:43 UTC 版)
「ズヴェズダ (ISS)」の記事における「ISS への接続」の解説
ズヴェズダは2000年7月12日にプロトンロケットで打ち上げられた。打ち上げに使われたロケットには、初の宇宙広告 (Space advertising) の一つであるファーストフードチェーン・ピザハットのロゴが描かれていて、同社はこの広告に100万ドルを支払った。 2000年7月26日に、ザーリャの後部へズヴェズダがドッキングし、 ISS で3番目の構成要素となった(ザーリャへはアメリカのユニティモジュールが接続済みであった)。7月中には、ザーリャのコンピュータからズヴェズダのコンピュータへ ISS の指揮機能が引き渡された。 2000年9月11日にスペースシャトル STS-106 が軌道上に到着し、エド・ルーとユーリ・マレンチェンコの両飛行士が6時間14分の船外活動 (EVA) を行ない、電力線を4本、ビデオケーブルとデータケーブルを4本、光ファイバーテレメトリーケーブルを1本、ズヴェズダとザーリャ間で合計9本のケーブルをつなぎズヴェズダとザーリャの最終的な接続が完了した。翌日の9月12日午前12時20分 CDTには、STS-106乗組員が初めてズヴェズダの内部に入った。 ズヴェズダの接続で初期段階の居住空間、生命維持装置、通信システム、電力供給、データ処理システム、飛行管制システム、推進システムが提供された。これによりISSでの長期滞在が可能になり第1次長期滞在クルー3名がソユーズ宇宙船でISSへ向かい2000年11月2日にドッキングし恒久滞在がスタートした。
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