スペイン政府の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 20:06 UTC 版)
「スペインにおける2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「スペイン政府の対応」の解説
2020年2月24日、テネリフェ島で感染者の発見により、スペイン当局は島のアデヘに所在するホテルの宿泊客と従業員約千人に対し、隔離措置を発動した。 3月10日、感染の拡大により、スペイン政府はマドリード州、ラ・リオハ州、バスク州のビトリア=ガステイスとバスティーダを感染地域に指定し、これらの地域で開催予定の参加者千人以上のイベントを禁止し、教育機関を閉鎖させると決定した。また、憲法裁判所も閉鎖となった。バレンシア州政府もバレンシアの火祭りとカステリョンのマグダレーナ祭の延期を決定した。 3月11日、バスク州政府はアラバ県内の全ての学校の閉鎖が発表した。マドリードでも開催予定の2014年に発生した爆破テロ事件追悼式典が中止となった。また、文化省は全国の多くの博物館、図書館の閉鎖を指示した。 3月12日、メリリャ当局は群集を減らすために、モロッコとの国境を閉鎖した。 3月13日、ペドロ・サンチェス首相は15日間の「非常事態宣言」をし、14日午前0時より発効した。また、議員の感染増加により、国会は15日間の活動停止を決定。 3月15日、セビリアのフェリア・デ・アブリルは史上初の9月への延期が決められた。 3月16日、バスク州とガリシア州の知事は4月5日に予定されていた地方選挙の延期を発表。また、セウタ当局は本土との間の人の往来を遮断すると発表した。 3月19日、スペイン政府はカナリア諸島・バレアレス諸島の各島間およびイベリア半島との空路・海路交通を制限すると発表した。 3月22日、ムルシア州首相フェルナンド・ロペス・ミラスは域内のすべての不要不急な経済活動の停止を命令したが、中央政府は後に州の首相に地域を封鎖する権限がないと警告した。 3月23日、5月29日から6月1日までに開催予定のエル・ロシーオの巡礼の延期が発表された。 3月24日、多数の感染者が出たカスティーリャ・イ・レオン州レオン県のバジェ・デ・ラ・バルドゥエルナは封鎖された。また、多数の死者が出たマドリードでは、スケートリンクのパラシオ・デ・イエロが臨時の死体安置所となった。 3月25日、スペイン政府は中国から5億5000万枚のマスク、950台の人工呼吸器、550万回分の検査キット、1100万枚の手袋など計4億3200万ユーロの医療用品を購入する契約を発表した。 3月28日、スペイン政府は同月30日から4月9日までのすべての不要不急の活動を停止させると発表。 3月30日、マヨルカ島で麻薬の売買から頻発しているソン・バニャ町が封鎖された。
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