カナリア諸島・バレアレス諸島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 23:32 UTC 版)
「スペインワイン」の記事における「カナリア諸島・バレアレス諸島」の解説
アフリカ大陸沖合の大西洋上にあるカナリア諸島は、かつてスペイン有数の甘口ワインの産地として知られていた。カナリア諸島は地理的に孤立しており、19世紀末にヨーロッパ各地を襲ったフィロキセラの災禍を受けなかった地域のひとつである。現在では原産地呼称の認定に熱心であり、主要7島のうちフエルテベントゥーラ島以外の6島にDO認定地域が存在する。在来種のブドウ畑が約6,500ヘクタール存在し、辛口の白ワインが注目を集めている。 地中海に浮かぶバレアレス諸島では、マリョルカ島東部のプラ・イ・リェバン、中央部のビニサレムの2地域がDOに認定されている。1990年代以降に在来種も輸入品種も持ち直しており、マント・ネグロ種やカレット種などから赤ワインが生産されている。
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