スベン・オール・サルトム(演・オーレ・ザスルアップ)
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「コペンハーゲン (デンマークのテレビドラマ)」の記事における「スベン・オール・サルトム(演・オーレ・ザスルアップ)」の解説
国民党党首。威圧的な態度と豊満な体型が特徴的。北ユートランドに在住し、そこに農場を持ち養豚もしており、ウスタブロー地区にアパートも持つ、特権階級的ブルジョワジー。反イスラム主義者。反移民派。難民や移民に関する法律を厳しくするように要求している。がもう一方で、デンマーク人の弱者や高齢者に対する支援を増やすように求めるなど、左派的な一面もある。シーズン2、6話で自身が推進する「刑事責任年齢を、現行の14歳から12歳に引き下げる」という内容のデンマーク少年法厳罰改正案をカスパーに反対され、なおかつ「スベン、あんたは政界の寄生虫だ!」と罵倒される。その後、移民が多いナーアブロー地区にて妻と散歩している時に「13歳」の移民の少年に襲撃され、腕に重傷を負う。これによりますます少年法厳罰改正案成立に奮闘する。自身の娘を溺死事故で亡くしている。その後、自身が進めていた少年法厳罰改正案は、僅差で否決され頓挫した。シーズン3では、首相の座に返り咲いたヘセルボーや自由党におもねって閣外協力の立場を取り、ヘセルボー政権に影響を及ぼす。そして早速、移民法厳罰化改正案を国会に提出し、国民党、新保守党、自由党、右傾化し賛成に投じた穏健党と共に委員会で可決させ、その後正式に成立させようと画策する。4話では自身が経営する養豚場で、テレビカメラの前で「法令」にのっとり、子豚の尻尾を切るなど残酷な一面もある。しかし実際は粗悪な環境で豚を飼育しており、法令違反で4回も関係役所から警告を受けている。その後、TV1での自身とビアギッテとのテレビ討論で「消費者がより安い肉を求めるから、クズのような肉を作ってる」等と暴言を吐き、多大な醜態を晒す。その結果世論が動き、自身がやった「家畜の尻尾切り」を抑止されてしまう羽目になる。7話で、党首討論会では自身の位置に文句を言い、席を無理やり移動させようとする。ビアギッテの環境税に関する話を「気楽なサロンのおしゃべり」と間接的に皮肉った。8話では、有力野党として閣外協力の立場を重んじていた自身と違い、副党首ニーザゴーが、自由党ヘセルボー政権との連立政権を望んでいたことを、ウルリックに間接的にリークされ「それはありえない」と突っぱねる。しかしのちの10話で、総選挙で国民党が敗北したことに関し、最初は強気だったが、選挙後特番も副党首のニーザゴーに椅子を取られ、自身の支持票も信頼も失い、突然鼻歌を口ずさむほどに落ちぶれ、そこをマスコミに撮られ報道され多大な醜態を晒し、最終的に国民党党首を辞任する事となる。
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