ジャーニーM / ジャーニーL
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「いすゞ・ジャーニー」の記事における「ジャーニーM / ジャーニーL」の解説
1973年3月登場。標準ボディはジャーニーM(BL系:エルフ250ベース26人乗り)、ロングボディはジャーニーL(BE系:エルフ350ベース29人乗り)として販売された。エンジンはエルフと同じ直列4気筒 2.8L 渦流室式ディーゼル 85馬力、3.6L 渦流室式ディーゼル 100馬力。トランスミッションもエルフと共通で、全車フロアシフトの5速MTのみ。 1977年頃 フロントエンブレムがフロントグリル上の「ISUZU」からグリル内の2代目社章に変更される。 1980年2月 マイナーチェンジ。ウインカーの位置やインテークの個数、いすゞエンブレムの位置が変更され、フロントグリルの塗り分けが変更された。ハイルーフ車も新たに設定される。ジャーニーLに搭載の3.6L ディーゼルが昭和54年排出ガス規制で3.9L 110馬力に変更。ジャーニーMは2.8L ディーゼルで昭和54年排出ガス規制に適合。このクラス初のサブエンジン式から直結式冷房装置に変更して室内空間を拡大する。 1983年7月 ジャーニーMのエンジンを3.3L 直接噴射式ディーゼル 100馬力に変更。全車が昭和58年排出ガス規制適合。バックミラーはオーバル型からスクエア型に大型化された。 1986年 生産工場が川重からいすゞとの合弁会社アイ・ケイ・コーチ(後のいすゞバス製造、現在のジェイ・バス宇都宮事業所)へ移管される。 1987年3月 ヘッドライト規格型を角形4灯ヘッドライトに変更し、デビュー以来初めてフロントグリルが大幅に変更された。しかし、フローリアン後期型同様、大掛かりなボディー外板の金型の変更は一切行われておらず、すべてねじ止め部品を上からかぶせることで行われている。固定窓を装備し、シートピッチを拡大した最上級グレードのカスタム登場。 1990年8月 平成元年排出ガス規制適合。エンジンを4.3Lにアップし、ダッシュボード回りを4代目エルフと同様の物に変更するが、やはり根本的な改良は行われず、振動・騒音や乗り心地、使い勝手などの商品性で他社(特にトヨタ・コースターや三菱・ローザ)に大きく遅れをとり、販売台数はジリ貧となる。 このモデルは韓国のセハン自動車(現・大宇バス)でもライセンス生産されていた。 ジャーニーM・前期型2ドア仕様(弘南バス) ジャーニーL・後期型 ジャーニーM・後期型 ジャーニーM・後期型(全但バス)
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