ジェミーとスティーブの関係の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 05:34 UTC 版)
「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」の記事における「ジェミーとスティーブの関係の変遷」の解説
このような『バイオニック・ジェミー』と『600万ドルの男』の制作事情から、シリーズ内でのジェミーとスティーブの関係は、次のような複雑な変遷をたどっている。 「誕生! バイオニック・ジェミー秘話1,2(600万ドルの男)」 スティーブ・オースティン大佐は、故郷のカリフォルニア州オーハイで高校時代の同級生ジェミー・ソマーズと再会し、二人は婚約する。しかし、デートでスカイダイビングを楽しんでいた時、ジェミーは落下事故を起こして瀕死の重傷を負う。スティーブがゴールドマン局長に懇願し、ジェミーはバイオニック移植手術を施されて救われる。だが、ジェミーの身体はバイオニック組織に拒絶反応を起こしてしまう。ルディ・ウェルズ博士の懸命の処置にもかかわらず、ジェミーは死亡。スティーブは、悲しみに暮れるのだった。 「甦ったバイオニック・ジェミー1,2(600万ドルの男)」 任務遂行中にバイオニックの両脚を損傷したスティーブは、OSIの施設で修復手術を受ける。そこで彼は、死んだはずのジェミーの姿を目撃した。実はジェミーが死亡し、スティーブが手術室を飛び出した後、若き医師マイケル・マルチェッティの施した実験的施術によって、ジェミーは甦生していたのだ。しかし、その際に受けた脳へのダメージにより、ジェミーはスティーブとの日々も含め記憶を失っていた。しかも、親身に治療を続けるマイケルを、ジェミーは愛するようになっていたのだ。スティーブは、ジェミーの幸せのために、自分が身を引くことを決意する。 「バイオニック・ジェミー誕生、バイオニック・ジェミーのお値段(バイオニック・ジェミー)」 だが、ジェミーは故郷オーハイに戻り、ベンチュラ空軍基地内の小学校の教師を勤める一方、OSIのエージェントとしても働くことを決める。スティーブとも再会し、二人は新たな関係を踏み出した。なお、ジェミーを蘇生させたマイケルとの仲は、結局進展しなかったようで、マイケルは「グランド・ツーリー管制室応答なし」のエピソードで再登場しているが、謎の隕石に精神を操られてしまうという、散々な目に遭っている。 こうして再び恋愛関係に戻るかと思われた二人だったが、『バイオニック・ジェミー』第3シーズンになると、スティーブは、劇中では何の説明もなく、登場しなくなってしまう。替わって登場したのが、OSIの同僚クリス・ウィリアムズであった。二人の関係は、回を追うごとに親密になっていき、最終回を迎える。しかし、1987年製作の『バイオニック・ジェミー・スペシャル 甦った地上最強の美女』で、その後にクリスが任務遂行中に死亡したことが明らかにされた。一方、スティーブにも空軍パイロットの息子がいて、事故で重傷を負い、親同様バイオニック手術を受けるという事態が起こるが(ジェミーと性能比べをして勝ち、ジェミーが「自分が旧式なんだと思い知らされた」と溜息をつくシーンがある)、とにもかくにもジェミーとスティーブの再会は果たされた。その後、1989年製作の『バイオニック・ウォーズ』(Bionic Showdown)ではスティーブがジェミーに求婚しようとした時に事件が起き、1994年製作の『Bionic Ever After?』(日本未放映)で、二人は永い時を経て、結婚に至っている。
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