シリーズの背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/22 10:02 UTC 版)
「ときめきメモリアルドラマシリーズ」の記事における「シリーズの背景」の解説
『ときめきメモリアル』(以下、本編)の舞台となった、きらめき高校での学園生活の中の十数日間にスポットを当て、そこで起きた様々な出来事を登場人物との会話を通じて体験していくというコンセプトが採用された。 本編では、プレイヤーはそのプレイの仕方によって毎回異なった学園生活を送ることになるが、本シリーズではそれによって構築されるパラレルワールドから1つだけを採り、3作品それぞれの主人公、すなわちプレイヤーの立場及び人物像をそれぞれ異なるものにし、かつ彼らが同時に存在しているようにしている。劇中でも、例えば『彩のラブソング』の中で「サッカー部の補欠の先輩」、すなわち『虹色の青春』の主人公の話題をキャラクターが口にする場面などもある(設定上、3人の主人公すべてが藤崎詩織の幼馴染みということになっている)。 また、本シリーズでは作品ごとに特定のヒロインをクローズアップするというスタンスを取り、『虹色の青春』では虹野沙希、『彩のラブソング』では片桐彩子、そして『旅立ちの詩』では藤崎詩織のように、そのヒロインの名前から1文字を取って、作品のタイトルに結び付けていた。タイトルは製作総指揮も勤めた小島秀夫によるもの。また、彼女たち以外の本編出演キャラクターはもちろん、ドラマシリーズのオリジナルとして様々な新キャラクターが登場して、ストーリーを盛り上げた(出演キャラクターについてはときめきメモリアルの登場人物を参照のこと)。 三作品ともに共通の場所や施設が存在するが、主人公の部屋に関しては『彩のラブソング』のみコンポのデザインが異なる。 細かい所に『ポリスノーツ』にまつわるネタがいくつかある。特に『虹色の青春』に多い。 本編とは違い、数値化された主人公のパラメーターはない(『旅立ちの詩』には類似のパラメーターが存在する)。その為、本編のヒロインの告白条件を満たす育成とは違い、主人公が努力を重ねて目的(レギュラー入り・楽曲の完成・完走)となるものを成し遂げる事が重要となる(ヒロインとの交流も必要であるが)。 ドラマシリーズを元にしたCDドラマも発売され、ゲームでは描かれなかったヒロインや登場人物の心情や行動、出来事などが主に描かれている。なお、主役はあくまで3作品のヒロインや登場人物であるため主人公は作中に直接登場せず(名前も設定されていない)、登場人物の間の会話で「あいつ」・「彼」・「先輩」といった表現がされたり、存在が確認されるのみとなっている。
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