マックス・ヘッドルーム事件への被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 01:45 UTC 版)
「WGN-TV」の記事における「マックス・ヘッドルーム事件への被害」の解説
詳細は「マックス・ヘッドルーム事件」を参照 1987年11月22日、シカゴ一帯でテレビ放送の電波ジャック「マックス・ヘッドルーム事件」が発生した。CGキャラクター・マックス・ヘッドルームに扮した侵入者は3時間のうちに放送信号割り込みを成功させたもので、発生から30年以上経つ現在も未解決事件となっている。 最初の放送信号割り込みが発生したのは、当局のゴールデンタイムの生放送ニュース番組『The Nine O'Clock News』(別名『WGN News at Nine』)だった。シカゴ・ベアーズが、本拠地でデトロイト・ライオンズに30対10で勝利したというニュースをスポーツコーナーで報じている途中で、画面が15秒間真っ暗になった。画面が戻るとマックス・ヘッドルームを模したマスクにサングラスを着けた男が現れ、周囲を歩き回ったり、飛び跳ねるなどした。彼の後ろにある動く波打った金属板はマックス・ヘッドルームのテレビと映画シリーズの背景映像で使われたエフェクトを模したもので、音声はガヤガヤした音と振動する音だけだった。この電波ジャックは、WGN-TVの技術者たちがSTLの周波数をジョン・ハンコック・センターの送信機に切り替えたことにより解決した。 この事件は、スポーツ解説者のダン・ローン(英語版)を呆然とさせ、彼は「えーっと、視聴者の皆様は何がおこったのかと思っていらっしゃるかもしれませんが、それは私も同じですよ」とつぶやいた。彼は事件が発生する前に話していた内容を繰返すこともできなかった。 続いて23:45頃、公共放送・PBSメンバー局のWTTW(英語版)でも同様の電波ジャックが発生したが、この時の音声は歪んでいてパチパチした音だった。
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