サービス監督時代
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「シアトル・マリナーズ」の記事における「サービス監督時代」の解説
2018には89勝と健闘したものの、そのオフに大胆な再建に踏み切った。トレードで、ロビンソン・カノ、ジェームズ・パクストン、エドウィン・ディアス、アレックス・コロメ、ジーン・セグラなどの主力を次々と放出した。 2019はシーズン開幕前の1月2日に埼玉西武ライオンズからポスティングでMLB挑戦を表明していた菊池雄星を獲得。開幕2連戦を東京で迎えたが、長きにわたり活躍を続けたイチローが引退。その後チームは再建中にもかかわらず開幕15試合で13勝2敗と予想外の好スタートを切ったが、徐々に失速し、トレード期限までに先発の柱の一人であったマイク・リークや、オフに獲得したジェイ・ブルース、エドウィン・エンカーナシオンら主力をトレードで放出。この年から加入した菊池も苦戦し、最終的に68勝94敗と地区最下位に沈んだ。オフの12月19日にKBOからMLB復帰を目指したクリス・フレクセンを獲得した。 2021はシーズン開幕前の2月18日にヤンキースからFAとなっていたパクストンを単年契約で3年ぶりに復帰された。シーズンでは4月6日にパクストンが早々シーズン絶望となる怪我で離脱。しかし、菊池、フレクセンらのブレイクや新加入の投手陣が健闘した。5月5日にはヘクター・サンティアゴをマイナー契約で獲得し、5月27日にメジャーに昇格させた。6月27日には同年から導入された粘着物質の抜き打ちテスト(英語版)でサンティアゴが史上初めて引っかかり、退場処分を受けた。その後、10試合の出場停止処分を科されて異議申し立てを行なったが、最終的に処分を受け入れた。それとは別件でドーピング検査にも引っかかり、80試合の出場停止処分も科せられた。前半戦は貯金5で終えた。チームから唯一菊池がオールスターゲーム初選出を果たした。トレードデッドラインでは7月27日にアストロズとのトレードでケンドール・グレーブマン、ラファエル・モンテロを放出し、ジョー・スミス、アブラーム・トロを獲得した。また、同日にはパイレーツとのトレードでタイラー・アンダーソンも獲得した。8月26日にレッズからウェイバーでショーン・ドゥーリトルを獲得。8月~9月の快進撃でワイルドカード圏内に留まり続けた。シーズン終盤はヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズと四つ巴のワイルドカード争いを展開し、最終試合まで可能性を残していたが、その最終試合に敗れ、20年連続でポストシーズン進出を逃した。このシーズンは得失点差-51ながらも2003年以来の90勝、2016年以来の地区2位で終えた。オフの11月3日にチームからアンダーソン、ドゥーリトル、サンティアゴ、スミスがFAとなった。11月17日にイチローがマリナーズの球団殿堂(英語版)入りを果たした。日本人では初となる球団殿堂入りである。11月27日にレイ・カー、コーリー・ロジアーとのトレードでパドレスからアダム・フレイジャーを獲得した。
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