サラーキア
サラーキア(ラテン語: Salacia)は、ローマ神話の女神で、ネプトゥーヌスの妻にあたる[1]。
ギリシア神話のアムピトリーテーと同一視され[2][3]、トリートーンの母といわれる[4][5]。
元々サラーキアは泉から湧き出る水の精霊であったが、ネプトゥーヌスがポセイドーンと同化し、その性質が変わった様に、サラーキアの性質も変化した[6]。また、彼女の名をサラーキタース(salacitas, 淫乱)に結びつけて、娼婦の守護神とする説もある[6]。
出典
- ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、1960年、130頁。
- ^ Augustine, De civitate Dei, vii. 22, “Jam utique habebat Salaciam Neptunus uxoreum”; Servicius, on Virgil, Aen, x. 76, “Sane hane Veniliam quidam Salaciam accipiunt, Neptuni uxorem.”
- ^ Adonis Attis Osiris: Studies in the History of Oriental Religion, Frazer, J. G., Edition: 3, Kessinger Publishing: 2003
- ^ Gods of Olympos Or Mythology of the Greeks and Romans, Petiscus, A.H., Translated by Katherine A. Raleigh, Published by Kessinger Publishing: 2003.
- ^ Manual of Mythology: for the use of schools, art students, and general readers founded on the works of Petiscus, Preller, and Welcker, Murray, A. S., Asher: 1873, Original from Oxford University, Digitized 19 Jan 2007
- ^ a b ジャン=クロード・ベルフィオール『ラルース ギリシア・ローマ神話大事典』大修館書店、2020年、397頁。
関連項目
サラキア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:45 UTC 版)
「デス バイ ディグリーズ」の記事における「サラキア」の解説
本作のキーワード。カミエータが研究・開発を進めていた兵器で、その正体は、衛星から特殊なマイクロ波を発して海中に眠るメタンハイドレートを気化させ、その際に発生する大量の気泡で船を沈め、また同時に発生する電磁波によって機器を狂わせてヘリなどの航空機をも墜落させるという大規模なもの。
※この「サラキア」の解説は、「デス バイ ディグリーズ」の解説の一部です。
「サラキア」を含む「デス バイ ディグリーズ」の記事については、「デス バイ ディグリーズ」の概要を参照ください。
- サラキアのページへのリンク