コーンセンテース・デイー
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/22 13:27 UTC 版)

コーンセンテース・デイー(羅: cōnsentēs deī)は、ローマ神話に登場する12柱の神々の総称[2]。ギリシア神話のオリュンポス十二神と対応する[2]。ユーピテル大神を含む6柱の男神と6柱の女神で構成される[2]。ラテン語で「同意する神々」を意味する[2]。ディー・コーンセンテース(羅: dī cōnsentēs)などとも表記される[1]。
十二神
- ユーピテル (Jupiter) - 雷光を司る主神。ゼウスに対応。
- ユーノー (Juno) - ユーピテルの妻で、神々の女王。婚姻を司る女神。ヘーラーに対応。
- ミネルウァ (Minerva) - 知恵・商業・戦いを司る女神。アテーナーに対応。
- アポロー (Apollo) - 予言・音楽・太陽を司る男神。アポローンに対応。
- ウェヌス (Venus) - 愛と美の女神。 アプロディーテーに対応。
- マールス (Mars) - 戦争を司る軍神。アレースに対応。
- ディアーナ (Diana) - 月を司る狩猟の女神。アルテミスに対応。
- ケレース (Ceres) - 農耕・大地を司る女神。デーメーテールに対応。
- ウゥルカーヌス (Vulcanus) - 火を司る男神。ヘーパイストスに対応。
- メルクリウス (Mercurius) - 商業・盗賊・通信・旅行を司る男神。ヘルメースに対応。
- ネプトゥーヌス (Neptunus) - 海洋を司る男神。ポセイドーンに対応。
- ウェスタ (Vesta) - かまどを司る女神。ヘスティアーに対応。
脚注
- ^ a b c d e 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、1960年。ISBN 978-4000800136。129;154頁。
- ^ a b c d e f g 松原國師『西洋古典学事典』京都大学学術出版会、2010年。 ISBN 9784876989256。601頁。
- ^ コトバンク・コンセンテス・デイ
- ^ ジャン=クロード・ベルフィオール 著、金光仁三郎 監訳『ラルース ギリシア・ローマ神話大事典』大修館書店、2020年。 ISBN 9784469012897。392頁。
関連項目
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