ラウィーニア
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 16:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ラウィーニアまたはラーウィーニア(Lavinia、ラテン語: Lāuīnĭa)は、ローマ神話に登場するラティーヌスとアマータの娘である。
ラテン人の賢王ラティーヌスは、トロイア戦争に敗れて亡命してきたアイネイアースと彼の軍団をもてなし、ラティウムでの再出発を支援した。彼の娘ラウィーニアはルトゥリの王トゥルヌスと婚約していたが、ラティーヌスはアイネイアースとラウィーニアの婚礼を進めようとした。ユーノーに駆り立てられたこともあり、トゥルヌスはアイネイアースとの戦争を決意する。結果としてトゥルヌスは敗退し、殺された。ティトゥス・リウィウスによれば、アイネイアースは勝利したが、ラティーヌスは戦争中に亡くなった。アイネイアースの息子アスカニオスはアルバ・ロンガを建設し、王家の祖となり、ユリウス氏族の祖とされている。
アイネイアースとラウィーニアにはシルウィウスという息子ができた。アイネイアースが建設したラウィニウムはラウィーニアの名を冠したとされている。
現代の小説での登場
アーシュラ・K・ル=グウィンの2008年の小説『ラウィーニア』は、『アエネーイス』後半をル=グウィンが解釈し直して膨らませ、ラウィーニアを主人公として描いたものである。
参考文献
ラーウィーニア(Lāvīnia)
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「アエネーイス」の記事における「ラーウィーニア(Lāvīnia)」の解説
ラティーヌスの娘であり、トゥルヌスと婚約していた。しかしラティーヌスが実力を認めたアエネーアースと彼女を結婚させようとしたことが、トゥルヌスがアエネーアースと戦うきっかけとなる。
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