サラキ岬とは？わかりやすく解説

サラキ岬に設置された「咸臨丸終焉の地」を示す案内看板。矢印の示す先に咸臨丸が沈んだとされる海域がある。

サラキ岬（サラキみさき）は、北海道上磯郡木古内町字亀川にある岬。更木岬とも表記される^[1]^[2]。

概要

1871年に、江戸幕府が保有していた軍艦である咸臨丸が沖合で沈没したとされている。このため、咸臨丸終焉記念碑や咸臨丸のモニュメントが建てられている。

かつては石と砂しかないような場所であったが、2001年に木古内町にチューリップの球根が寄贈されたことをきっかけに^[3]、2003年11月より住民が主体となって花壇の設置などの整備を進めており^[4]、初夏になると5万球のチューリップなどが咲く名所となっている^[5]。

2004年より、毎年5月にチューリップフェアが開かれている。5月にはこのほかに物産フェアなども開かれ、町の特産品などが販売される。

2010年に「咸臨丸の眠るサラキ岬の交流観光拠点づくり」で手づくり郷土賞受賞^[6]。

^ 国土地理院発行の2万5千分1地形図ではサラキ岬となっている。
^ 合田一道 (2000), 咸臨丸栄光と悲劇の5000日, 道新選書, 北海道新聞社 (2000-11発行), ISBN 978-4894531253, "更木岬"
^ 「色とりどり5万本-来月恒例のチューリップフェア」『北海道新聞』 2009年4月2日付夕刊、第14面。
^ 阿部里子「自主組織の旗揚げに期待」『函館新聞』 2004年10月9日。
^ 田中陽介「サラキ岬にパノラマ看板」『函館新聞』 2008年11月9日付朝刊、第12面。
^ 咸臨丸の眠るサラキ岬の交流観光拠点づくり国土交通省