ゴーストバスターズ3としての企画
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「ゴーストバスターズ/アフターライフ」の記事における「ゴーストバスターズ3としての企画」の解説
1990年代初頭、『ゴーストバスターズ2』の公開後、ダン・エイクロイドは『ゴーストバスターズ3 ヘルベント』という仮題の第3作の脚本を書いた。脚本では、ゴーストバスターズは『マンへルトン』という、人や場所がニューヨークマンハッタンの「地獄バージョン」であるパラレルユニバースに転送され、登場人物たちは悪魔に会って対決するとされていた。 当時、エイクロイドはコロンビア・ピクチャーズが興味を持っていると述べたが、主要俳優、とりわけビル・マーレイが乗り気ではなかった。『ヘルベント』の脚本の主人公は新しい若いゴーストバスターズのグループであり、レイ、エゴン、ウィンストンはピーターとダナの関係が深刻になった後、事業を継続するために奮闘する。この物語の要素は、エイクロイドが「本質的に3作目」と考えた『Ghostbusters: The Video Game』(2009年)にも使われている。開発の様々な段階で、クリス・ファーレイ、クリス・ロック、ベン・スティラーがこの新作の出演候補として報じられた。 2004年までにコロンビア・ピクチャーズは続編を追求し始めたが、続編を嫌うマーレイはこのプロジェクトに興味を示さなかった。翌年には、ハロルド・ライミスがスティラーを主要キャストに起用する計画を確認した。 2009年までプロジェクトは進展しなかったが、2010年1月にゴーストバスターズシリーズの最初の2作の監督であったアイヴァン・ライトマンが3作目を監督することが確認された。2010年3月、マーレイは映画の企画と彼の再演についての複雑な感情について話した。公開は2012年のクリスマスに予定されていた。ヴァニティ・フェアの2010年10月号で、エイクロイドはジーン・スタプニスキーとリー・アイゼンバーグの書いた脚本についてコメントし、特にマーレイのキャラクターの描き方と彼とレイミスが脚本の第2稿に取り組んでいる間のオリジナルの新しいチームの具体化に感銘を受けたと述べた。 2011年8月までに、エイクロイドは、ゴーストバスターズの役割を若い俳優に譲ることに焦点を当てたストーリーで、その年の後半に撮影を開始する予定であると述べた。マーレイが彼の役割を再演しないことを決めたとき、エイクロイドは彼の約を別の俳優が演じるかもしれないと語った。 エイクロイドは、ルイス・タリー役としてリック・モラニスに戻ってきてほしいとも言った。2012年2月には、製作チームがプロジェクトを再検討するため、この映画は保留となった。マーレイがいないため、スタジオは代わりの俳優を探し、マーレイの役をCGでレンダリングしたゴーストとして登場させることも検討した。6月、マーレイは関係者全員が第3作の開発を試みていることを再び認めたが、翌月にはこの映画から降板した。 7月、エイクロイドはこの映画がエタン・コーエンによる脚本の書き直しで再び開発されることを認めた。エイクロイドは脚本について、「完璧でなければならない。それが全てだ。完璧でなければ意味がない。だから、今、それをやっているんだ」と述べた。2012年9月、ライトマンはリメイク版の開発を発表した。2013年5月エイクロイドは、コロンビア大学で学生が行っている実際の実験がインスピレーション源になる、ということを含む筋書きについて話した。大学での研究を軸に、異次元からの脅威をもたらすという筋書きだ。超自然的な脅威から地球の存在を救うために、新しいゴーストバスターズチームが結成されることになるのである。脚本にはマーレイのキャラクターが登場し、マーレイが製作に参加することを希望していたという。 2014年2月24日のハロルド・ライミスの死を受けて、コロンビア・ピクチャーズは、ライミスが本作にカメオ出演すると明言した。製作は脚本の手直しのために再び延期された。 2015年3月までに、ライトマンが3作目を監督しないがプロデューサーとして残り、2015年初頭までに主要撮影を開始する予定であると確認された。 ウィーバーは、彼女の役の息子がチームのメンバーとして登場することを明らかにした。
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