コンピュータの時法とは? わかりやすく解説

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コンピュータの時法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 10:02 UTC 版)

時刻」の記事における「コンピュータの時法」の解説

コンピュータ内部時計は、日とは無関係の秒だけを用いた時法用いられるdateコマンドなどによる表示は、内部時刻ユーザー地域地方時換算したのである多くOSインストーラが、インストール手続きの大抵は最後のほうで、地域指定入力させるのは、そういったコマンド参照するためのタイムゾーン設定多くファイル)を、そのマシン運用する地域のものにするためである(実際には、これにはもっとややこしい事情が絡む。MS-DOSそのようなシステム慣習無かったため、デファクトスタンダードであったPC/AT互換機ではRTC地方時設定するのがデファクトスタンダードであった。そのため、起動時インストール直後などにRTC参照して「秒だけを用いた時法」を初期化する際に、タイムゾーン設定元に世界時逆算してから初期化しなければならないためである。そのようにして設定された「日とは無関係の秒」からさらに換算されて、前述のようにユーザ向けに表示するための時刻算出されている)。 Unix系システム多くでは、内部時刻1970年1月1日0時0分0秒(GMT)を起点元期Epochすなわち0)とし、それから経過した秒数で表す(UNIX時間)。以前多くはこれを32ビット符号付整数として扱っていた。他に1970年1月1日0時0分0秒からの経過時間64ビットミリ秒表したり(Java)、1904年1月1日からの経過秒数を倍精度浮動小数点数で表す(REALbasic)例もある。NTPでは1900年1月1日0時0分0秒 (UTC)を起点とし、そこから経過した秒数を32ビット符号なしで表す。 しかし実は、厳密には「経過した秒数」を管理しているわけではない本当に経過した秒数」で管理しているならば、閏秒によって、2017年現在30秒近い挿入された秒を算入したものでなければならないが、ほとんどのUnix系システムではそのような運用はされておらず、「(世界時による)現在の日付と時刻」を元に閏秒存在無視して求めた秒数、が、本当のここで扱っている、システム時刻とされる値、である(そのため、閏秒挿入されている1秒間におけるシステム時刻扱いには注意が必要で、例え時間が1秒巻き戻ったように見えシステムなどがあり得る)。 これら秒数のカウンタ上限決まっているため、いつかは桁あふれオーバーフロー)を起こしそれ以降時刻に対して正し演算が行えなくなる。上述したUNIX方式では2038年1月19日にあふれる2038年問題NTPでは同様に2036年2月7日発生する2036年問題指摘されている。

※この「コンピュータの時法」の解説は、「時刻」の解説の一部です。
「コンピュータの時法」を含む「時刻」の記事については、「時刻」の概要を参照ください。

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