コングの造形とは? わかりやすく解説

コングの造形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 08:13 UTC 版)

キング・コング (1933年の映画)」の記事における「コングの造形」の解説

キングコングフェイ・レイ ブロントサウルスアーマチュア RKO試作版製作を承認後、マーセル・デルガド(英語版)はクーパーオブライエン指示デザインに基づき身長18フィートコング当時の名称はジャイアント・テラー・ゴリラ)を1フィート1インチ縮尺アーマチュア製作した模型アルミニウム発砲ゴムラテックス、ラビットファー(英語版)を素材にした18インチ模型が2体、ニューヨークシーン使用する同素材で作られ24インチアーマチュア1体エンパイア・ステート・ビルディングシーン使用する鉛と毛皮作られ小型アーマチュア1体作られている。この4体のうち2体(1体テスト撮影用)が現存しており、それぞれピーター・ジャクソンとボブ・バーンズ3世英語版)が所有している。2009年にはロンドンクリスティーズ121000ポンド20ドル)でアーマチュア落札された。 コング体形は、実際ゴリラ腹部と尻が突出したコミカルな体型解消するため、スリム化されている。唇、眉毛、鼻はゴム製、目はガラス製で、アルミ製の頭蓋骨開けられた穴に通した細いワイヤー表情動かしている。コングゴム製の皮膚撮影の際の照明乾燥してしまうため、皮膚何度も交換して顔の造形作り直していた。頭部、首、上胸部から成る上半身アーマチュアは木、布、ゴム熊皮から作られデルガドE・Bギブソン、フレッド・リースが手掛けた模型内部では3人の男性スタッフ金属製レバー蝶番エアコンプレッサー使用して表情動かしていた。牙の長さ10インチ目玉12インチ大きさ作られている。この巨大アーマチュア台車撮影セット間を移動していた。完全なコング模型作った場合大きさは30-40フィートになると推定される右手右腕アーマチュアスチールスポンジゴムゴム熊皮作られた。洞窟コングがドリスコルを掴むシーンでは、コング片方の腕はクレーン取り付けられグリップ操作しており、もう一方の腕は指の関節が動くようになっており、アンを掴むシーン使用されコングの足も腕と同素材で作られクレーン取り付けて人間踏み潰すシーン使用された。 髑髏島恐竜コングと同じ手法デルガド作成しアメリカ自然史博物館にあるチャールズ・R・ナイト英語版)の壁画参考にしている。アーマチュアRKOのマシンショップで製造され、綿、発砲ゴム、ラテックスシート、液体ラテックス使用されている。恐竜模型1フィート1インチ縮尺18インチから3インチ模型作られた。いくつかの模型は『Creation』のために作られたものを流用しており、同じ恐竜模型を2個から3個作ることもあった。ラテックス製の皮膚長時間証明当てる損傷するため、ジョン・チェラゾーリは模型を木で複製しテスト撮影の際に使用していた。彼はアンやドリスコルなど人間模型木材製作しており、この他ベンチャー号列車飛行機模型作られた。

※この「コングの造形」の解説は、「キング・コング (1933年の映画)」の解説の一部です。
「コングの造形」を含む「キング・コング (1933年の映画)」の記事については、「キング・コング (1933年の映画)」の概要を参照ください。

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