ゲームバランスの調整
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:48 UTC 版)
「ドラゴンクエストI・II」の記事における「ゲームバランスの調整」の解説
以下の点が変更され、全体的にクリアが容易となっている。 解説文中の呪文の詳細はドラゴンクエストシリーズの呪文体系を参照。 モンスターのステータス・呪文耐性・戦闘中の行動パターンの修正、倒したときに手に入る経験値やゴールド(貨幣)の増加、「ふしぎなおどり」で吸い取られるMPの軽減。 ムーンブルクの王女の呪文に蘇生の呪文「ザオリク」が追加、その代わり「トラマナ」が削除され、「アバカム」を習得するレベルが、王女の全呪文の中で最後に変更となった(ちなみに、オリジナル版は「パルプンテ」が最後に習得)。 「ベギラマ」「ベホイミ」「スクルト」「ルカナン」の各呪文の威力の強化。ただし「ルカナン」は対象が敵全体→敵1グループに変更。 FC版に比べSFC版では「バギ」が不安定、弱化気味となった。 『I』の「ホイミ」「ベホイミ」・『II』の「トラマナ」の消費MPが低減され、トラマナの仕様が溶岩や毒の沼地にも有効になったほか、有効期間もパーティー全員がダメージゾーンを出るまでに変更(旧作ではパーティーの先頭キャラが出るまで)された。 仲間の蘇生時にHPが最大値まで回復するようになった。また、戦闘中にプレイヤー側が死者の蘇生を可能になった(旧作ではHPが1にしかならず、戦闘中は敵のみ蘇生可能だった)。 キャラクターが一度に持てるアイテム数が1人あたり最大10個に変更され、『I』でも後の作品と同様に装備品がアイテム欄に含まれる。 装備の性能の上昇。『I』の「ほのおのつるぎ」の特殊効果の追加、『II』のサマルトリアの王子の装備可能武器に「ロトのつるぎ」「ひかりのつるぎ」「はかいのつるぎ」が追加。 旧作には存在しなかった店の追加(リムルダールの道具屋、サマルトリアの武器防具屋)。 『II』のルプガナでのセーブ機能の追加。FC版ではルプガナで復活の呪文を聞くことができず、ムーンペタ以降のセーブポイントはかなり遠いラダトームまでお預けの形になっていた。 「ロンダルキアへの洞窟」の落とし穴が、一度落ちた場所はそれ以降目視で回避可能になった。 「ロンダルキアのほこら」の神官がHP・MP全回復の他に死者の蘇生も行うようになり、蘇生のために下界まで行く(教会または「せかいじゅのは」入手)必要が無くなった。 『II』の「メタルスライム」「はぐれメタル」の守備力が大幅に強化。「会心の一撃」や「パルプンテ」の特殊効果以外ではまずダメージを与えることが出来なくなった。 「ハーゴンの神殿」の中ボス3体(アトラス、バズズ、ベリアル)は、一度倒すと二度と出現しなくなった。また、同神殿の全てのボス(ラストボス含む)のダメージ演出が変更された(旧作では白くフラッシュするものだったが、通常モンスターと同様の点滅になった)。 『II』のラストボスの使用呪文から、完全回復の「ベホマ」が削除。その代わりにHPが大幅に増加し、守備力調整の「スクルト」「ルカナン」が使用呪文に追加。
※この「ゲームバランスの調整」の解説は、「ドラゴンクエストI・II」の解説の一部です。
「ゲームバランスの調整」を含む「ドラゴンクエストI・II」の記事については、「ドラゴンクエストI・II」の概要を参照ください。
- ゲームバランスの調整のページへのリンク