グラスゴー・セントラル駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 09:55 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動Glasgow Central station | |
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位置 | |
場所 | グラスゴー |
行政区 | Glasgow City Council |
運営 | |
運営会社 | ネットワーク・レール(地上ホーム) アベリオ・スコットレール(地下) |
その他 | |
駅コード | GLC |
年間利用者 | |
2016/17年 | 3206万人 |
2017/18年 | 3291万人 |
2018/19年 | 3279万人 |
グラスゴー・セントラル駅(グラスゴー・セントラルえき、英語:Glasgow Central station)は、スコットランド最大の都市グラスゴー市内にあるターミナル駅である。利用者は年間3300万人にも及び、スコットランド国内最大の駅である。ネットワーク・レールが管理する20の駅の1つである。
開業は1879年。当初は小規模な駅であったが、1901年から1905年にかけて拡張工事が行われ、現在のような大規模な高架駅に生まれ変わった。この時に、ステーションホテルが入居する駅舎も建てられた。駅はイギリス指定建造物A類に指定される文化財である。
イングランド各地へ向かう長距離列車などが多く発着する高架の頭端式プラットホームが15線ある他、地下にもアーガイル線向けに1面2線の島式ホームがあり、総線路数は17線におよぶ。スコットランド国内各都市への列車が発着するクイーンストリート駅とは連絡バスで結ばれている他、徒歩でも10~15分ほどで連絡できる。
地下鉄の駅とは接続していないが、セント・イノック駅が徒歩圏内にある。グラスゴー国際空港とを結ぶ直通列車が計画されていたが、計画は中止されている。(グラスゴー・プレストウィック国際空港への列車は、現在すでに運行されている。)
乗り入れ鉄道会社と路線
- アベリオ・スコットレール
- グラスゴー近郊とスコットランド南西部方面、Shotts/Carstairs経由エディンバラ
- カレドニアン・スリーパー (ロンドン・ユーストン駅、ワトフォード・ジャンクション方面)
- アヴァンティ・ウェスト・コースト
- グラスゴー - 湖水地方 - バーミンガム/ロンドン・ユーストン駅(所要約4時間半)
- ロンドン・ノース・イースタン・レールウェイ
- グラスゴー - エディンバラ - ヨーク - ロンドン・キングス・クロス駅 (イースト・コースト本線経由;所要約5時間半)
- クロスカントリー
- グラスゴー - エディンバラ - ヨーク - バーミンガム - イングランド南部(エディンバラからイースト・コースト本線経由;一日数本)
- トランスペナイン・エクスプレス
- グラスゴー - 湖水地方 - マンチェスター - マンチェスター空港(一日数本)
隣の駅
- ナショナル・レール
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■クロスカントリー
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クロスカントリールート
- マザーウェル駅 - グラスゴー・セントラル駅
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クロスカントリールート
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■アヴァンティ・ウェスト・コースト
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ウェスト・コースト本線
- マザーウェル駅 - グラスゴー・セントラル駅
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ウェスト・コースト本線
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■ロンドン・ノース・イースタン・レールウェイ
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イースト・コースト本線
- マザーウェル駅 - グラスゴー・セントラル駅
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イースト・コースト本線
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■トランスペナイン・エクスプレス
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トランスペナイン・ノース・ウェスト
- マザーウェル - グラスゴー・セントラル駅
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トランスペナイン・ノース・ウェスト
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■アベリオ・スコットレール
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アーガイル線
- アーガイル・ストリート駅 - グラスゴー・セントラル駅 - アンダー・ストーン駅
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エアシャー・コースト線
- ペイズリー・ギルモア・ストリート駅 - グラスゴー・セントラル駅
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インヴァークライド線
- カードーナルド駅 - グラスゴー・セントラル駅
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カスカート・サークル線
- ポロックシールズ・イースト駅またはポロックシールズ・ウェスト駅 - グラスゴー・セントラル駅
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ペイズリー・カナル線
- ダンブレイク駅 - グラスゴー・セントラル駅
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ショッツ線
- カムバスラング駅 - グラスゴー・セントラル駅
-
ノース・ベリック線
- マザーウェル駅 - グラスゴー・セントラル駅
-
グラスゴー・サウス・ウェスタン線
- クロスマイルーフ駅 - グラスゴー・セントラル駅
-
ウィフレット線
- カーマイル駅 - グラスゴー・セントラル駅
-
アーガイル線
-
■カレドニアン・スリーパー
-
ローランド・カレドニアン・スリーパー
- マザーウェル駅 - グラスゴー・セントラル駅
-
ローランド・カレドニアン・スリーパー
外部リンク
- Station information on Glasgow Central station from Network Rail
グラスゴー・セントラル駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 01:18 UTC 版)
「カレドニアン鉄道」の記事における「グラスゴー・セントラル駅」の解説
カレドニアン鉄道の最初の本線が開通したとき、グラスゴー・ガーンカーク・アンド・コートブリッジ鉄道(英語版)のタウンヘッド駅をターミナルとして使用し、ほぼ同時にクライズデール・ジャンクション鉄道(英語版)用に計画されていたサウス・サイド駅へのアクセス権も取得した。さらにタウンヘッド駅から、「不適切でとても窮屈な駅」とされたブキャナン・ストリート駅(英語版)へ1849年に延長したが、この駅から本線南側へ向かう経路はとても遠回りであった。カレドニアン鉄道はまた、ブリッジ・ストリート駅(英語版)をターミナルとするグラスゴー・ペイズリー・アンド・グリーノック鉄道(英語版)も営業していたが、この駅もクライド川の南側の不便な場所に位置していた。このため、カレドニアン鉄道はグラスゴーに不満足なターミナル駅3か所を抱えていた。 早くも1846年には、グシェットフォールズからクライド川を横断してダンロップ・ストリート駅へと延長する提案が推進されることになった。この提案は、通行料金収入を失うことになるクライド・ブリッジズ・トラストおよび旋回橋にすることを主張した海軍本部からの強い反対により葬り去られた。 1866年の他の案は資金を得られず、1873年の案も同様であったが、しかし1875年になりサウス・サイド駅からの路線を、クライド川を渡る橋を架けて市街中心部へと伸ばす法案が通過した。複々線の鉄道橋がブリス・アンド・カニンガムによって設計され、サー・ウィリアム・アロル・アンド・カンパニー(英語版)によって建設されて、クライド川の橋(英語版)が1878年10月1日に完成した。ゴードン・ストリートに面した新しいグラスゴー・セントラル駅は1879年12月に開業した。この駅には8本のプラットホームがあったが、不満足なものだとされた。プラットホームは狭く、待合室は馬鹿馬鹿しいほど小さく、良いタクシー乗り場はなく、側線の配置は不適切であった。 ブリッジ・ストリート駅は、グラスゴー・アンド・サウス・ウェスタン鉄道(英語版)との共同運営であった。この駅は通過式に改築しなければならず、カレドニアン鉄道営業のグリーノック線(英語版)の列車が引き続き使用した。 グラスゴー・セントラル駅には1889年に9番目のプラットホームが追加されたが、大規模な改築は1901年から1906年にかけて実施され、プラットホームが延長されるとともに西側に4本のプラットホームが追加された。川を渡る2本目の橋も施工された。1904年にブリッジ・ストリート駅は留置と車両洗浄の設備を設置する本格的な改造工事が行われ、1905年3月1日に旅客駅としては廃止となった。グラスゴー・セントラル駅は1か所の信号扱所から制御され、10人がこの信号扱所に詰めていた。1908年5月3日に運用開始した信号扱所は374本の小型のスイッチで操作されており、この種の方式では世界最大のもので、電空式または電磁式の設備により転轍機と信号機を制御していた。
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