グラスケイジ計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 02:07 UTC 版)
「FRAGILE 〜さよなら月の廃墟〜」の記事における「グラスケイジ計画」の解説
グラスケイジ計画とは、世界が滅亡する前に研究されていた、人の共感性能力を蘇らせる計画。この共感性能力とは、人々が言語の存在しない時代に使っていた、言葉を用いないコミュニケーション方法。この共感性能力を目覚めさせる特殊な電磁波を世界中に発信する事を目的としていた。世界が滅びる前に世界規模の協力で行われていた計画を第一次グラスケイジ計画、セトが東京タワーに向かったときシンが行っていた計画を第二次グラスケイジ計画という。電磁波の発信地は東京タワー。この研究(第一次グラスケイジ計画)は成功し、全世界の人々の共感性能力を目覚めさせる事ができた。 しかし、共感性能力の発動後、発動した人が眠りについたまま目覚めずに、そのまま死亡してしまう事がわかった。これにより人類の大部分が死亡し、世界は滅びてしまった。 このあと、シンが完全に人類を掃討するために、第二次グラスケイジ計画の準備を進めていた時、セトが現れこの計画を妨害する(セト本人はレンを助ける為に行動をしており、最初は計画の妨害を考えていた訳ではなかった)。サイから計画の目的を聞いたセトは、人類とレンを助ける為、研究所でシンと対峙し、彼を倒す。しかし、シンは結晶コンピューターを持ち、東京タワーに逃げる。セトはもう一度シンを倒し、なぜシンがグラスケイジを使い、人類を消そうとするのかを聞き出す。その後、さらに抵抗を続けようとしたシンをサイが説得する。サイの想いを知ったシンは自分が間違っていた事に気付き、自らとサイの本体である結晶コンピューターを破壊。セトに感謝を伝え、二人で笑いながら消えていった。 結晶コンピューターの破壊とシンの消滅により二度とグラスケイジが起動する事はなくなった。 SCM Shrine maiden's Catalyst Method。(巫女の)触媒法。共感性能力が極めて高い人間を選定し、その力を増幅し、周囲の人間に伝播させる理論。シンが考案、確立しグラスケイジ計画の雛形となる。触媒法によって問題となっていた、全世界の人類に同時に共感性能力を持たせる事が可能になり、計画の中心は日本の研究チームに移っていった。 触媒の巫女 グラスケイジ計画に必要不可欠な、SCMの適用者。今作で登場しているのはレンとサイ。共感性能力が極めて高い人間のみがなる事ができる。巫女という女性をさす言葉が使われている事、登場するのがレンとサイと女性のみである点等から、適用者になる事ができるのは女性のみだと思われる。 AC 「Artificial Children」の略で、仕組まれた子供たちの意。 グラスケイジ計画の触媒に相応しい人間を遺伝子工学で創り出そうとした計画。倫理的な反発を招くとの理由で極秘扱いとなった。人工子宮により女性の三つ子を生み出すことに成功した(この内の一人がレン)が、この三つ子の一人は実験中に事故死、もう一人は行方不明になりレンだけが残った。これにより触媒の巫女にはレンが使用されると思われたが、サイが選出された事により、レンは使用される事なく、研究所のカプセルに保存された。
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