第一次グラスケイジ計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 02:07 UTC 版)
「FRAGILE 〜さよなら月の廃墟〜」の記事における「第一次グラスケイジ計画」の解説
世界滅亡の原因となったのが、共感性能力の発見から二十年経ってから実行された、第一次グラスケイジ計画である。シンを中心とする日本の研究チームによりこの計画は滞りなく進められ、問題はないように思われた。しかし、人類の大多数の死亡という最悪の結果を招いてしまう。 これはシンによって引き起こされた事態であった。シンは密かにグラスケイジ計画の最初の被験者となり、言葉を用いず、人々の意思を知ることができるようになった。これにより、シンは計画の成功を確信したが、人々の意識を感じられるようになったシンが見た人の心には、弱者へのあざけりと強者への嫉妬、怒りや恐怖、絶望が渦巻いていた。これを見たシンは人類がどんなに愚かか、どんなに身勝手かを知り、深い絶望に囚われた。それに目をつけたのがすでに自我を持ちつつあった結晶コンピューターだった。 シンは結晶コンピューターと共に人類を抹消し、AIとして新しい世界を創ろうと決意。共感性能力の発動後眠りにつくと、脳幹が活動を停止するようプログラムする。これにより人類は共感性能力を得たものの大半が死亡してしまう。しかし、少数ながら生き延びたものもおり、シンと結晶コンピューターは今度こそ人類を抹消すべく計画を進めている。 発動と滅亡 サイを触媒の巫女とし、東京タワーを発信地としたグラスケイジの力が世界中を覆い、人類の共感性能力が目覚め、世界が喜びに包まれたが、世界は大混乱に陥る。あらゆる国家からの連絡が途絶え、経済も混乱した。 しばらくしてこの事態は地球の自転にあわせて、つまり夜が明けるごとに起こっているのがわかった。これにより人類の支配は終焉を迎え、世界は廃墟になっていった。しかし、僅かながら生き残った人々もおり、同じように生き残った人々を探し旅を続けている。
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