第一次コルシカ憲法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 08:06 UTC 版)
1755年、コルシカ民族主義の指導者パスカル・パオリはジェノヴァ共和国からの独立を宣言し、コルシカ共和国を建国した。第一次コルシカ憲法の条文は、当時コルシカの上流階層の文化および言語だったトスカナ語で書かれた。 パオリらが起草したこの憲法はジャン=ジャック・ルソーの啓蒙思想に強い影響を受けている。ルソーは1763年にはコルシカ人たちに依頼されて『コルシカ国制案』を執筆している。イタリア語で書かれた初めての憲法であり、女性参政権を認める初めての試みであったが、1769年にフランスがコルシカ島を併合したことで憲法も廃止された。
※この「第一次コルシカ憲法」の解説は、「コルシカ憲法」の解説の一部です。
「第一次コルシカ憲法」を含む「コルシカ憲法」の記事については、「コルシカ憲法」の概要を参照ください。
- 第一次コルシカ憲法のページへのリンク