クラシックD&D4版(1983)、クラシックD&D5版(1991)
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「ビホルダー」の記事における「クラシックD&D4版(1983)、クラシックD&D5版(1991)」の解説
ビホルダーは15~25レベルを扱うクラシック4版『コンパニオンルールセット』(1984)とリプレイ『ミスタラ黙示録』第14・15話に登場。 直径4フィート、外皮は強固なキチン質とAD&D1版の設定を引き継ぐ。空中を浮遊するが、空中で上下逆さになれるか、なった状態で眼の魔法を使えるかは不定。 1:チャームパーソン(魅了) 2:チャームモンスター(怪物魅了) 3:スリープ(睡眠) 4:テレキネシス(念動) 5:フレッシュトゥストーン(石化)/ストーントゥフレッシュ(石化解除) 6:ディスインテグレイト(分解) 7:コーズフィアー(恐怖感を与える)/リムーブフィア(恐れをはらう) 8:スロー(減速)/ヘースト(加速) 9:コーズシリアスワンズ(重傷をあたえる)/キュアシリアスワンズ(重傷をなおす) 10:デススペル(死の呪文) 主:アンチマジックレイ(魔法遮断) 主眼は真上と真下には向けられない。不可視光線のアンチマジックレイの範囲はクラシック4版では正面だがクラシック5版では前方となっており、AD&D2版を受けてクラシック5版では90°の円錐状に解釈される。そしてその効果はこれまでの「全ての魔法を遮断」という表記通りの威力に改変された。 即ち範囲内の全ての魔法を抑止し直ちに効果を遮断、主に戦闘中に使われる呪文などの瞬間的な魔法と持続時間が長い/無い魔法の発動を打ち消しマジックアイテムの力を消失させる(魔法の武器は通常の武器となり魔法の回復薬等もただの飲料となる)。唯一遮断できないのは使用者含めあらゆる魔法を打ち消す「対魔法防御(アンチマジックシェル)」のみ。なお石化の魔法は、肉体の石化が完了した時点で終了しているので、アンチマジックレイでは元に戻せない(故にストーントゥフレッシュの魔法がある)。 この力はあくまで抑止による遮断・消失であり、解除や中和(=ディスペル)では無い。既に掛かっている持続時間が長い/無い魔法(主にマジックアイテムの力)は範囲から出れば再び効果を現す。光線の範囲から出たマジックアイテムや長時間持続する魔法はコンパニオンルールでは直ちに復活するが、クラシック5版では1ターン=10分後に復活、持続時間も経過するとされた。 これはマスタールール(1985)において、この力はイモータルなどのアンチマジック効果の一つとされたためである。 眼突起は下方以外の前後左右一つの方向へ最大4本、上方へは全て同時使用できる。眼突起の魔法は有効距離こそ異なるが同名の呪文と同じ効果と範囲を持ち、同様の判定を行う(コーズシリアスワンズは本来は接触してかけるので実質別の遠距離攻撃魔法になっている。命中判定を行うのか、対呪文判定かは明記されていない)。例えばDeath Rayは魔法使いの「デススペル」として光線の射程内の一点を中心に一定範囲全ての生物が対死の光線判定をしなければならない反面、8レベル以上のプレイヤーキャラクターには影響を及ぼさない。 更に5版では、全ての魔法が呪文扱いになったことから、逆呪文も用いることができる。これにより、10の眼突起で14の魔法を使えることになる。 5%の確立で最大6体の子供(ほぼ1/10の能力)を連れている。
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