クラシコ・デ・クラシコス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 03:35 UTC 版)
「CDグアダラハラ」の記事における「クラシコ・デ・クラシコス」の解説
メキシコシティに本拠地を置くクルブ・アメリカとは歴史的にライバル関係にあり、少なくとも年2回対戦する。チーバスとクルブ・アメリカの対戦はクラシコ・デ・クラシコス(クラシコの中のクラシコ)と呼ばれ、メキシコのナショナル・ダービーとされている。両クラブはメキシコでもっとも成功を収め、もっとも人気のある2クラブである。チーバスは「貧者」、「田舎者」、「国内出身選手が多い」、「下部組織での育成を重要視する」などのイメージを持たれ、クルブ・アメリカは「富者」、「都会者」、「国外出身選手が多い」、「お金で選手を買いあさる」などのイメージで語られる。初対戦はチーバスが3-0で勝利したが、2戦目はクルブ・アメリカが7-2で勝利した。徐々にライバル意識が形成されていったが、クラシコ(伝統の一戦)と呼ばれるまでには約20年を要した。1950年代後半、メキシコでもっとも人気のあった2クラブ(クルブ・ネカクサとアトランテCF)が危機に直面し、メキシコ人選手のみと契約するクラブ方針を掲げていたチーバスにファンが流れたため、メディア王のエミリオ・アスカラーガがクルブ・アメリカ会長に就任し、チーバスに対するヒール(悪役)を演じることでサッカー人気を盛り上げようとした。1983年と1986年の対戦ではファン同士の乱闘が起こり、ライバル意識が増大する大きな理由となった。 メキシコ人選手ばかりのチーバスは善玉だ。我々(クルブ・アメリカ)は最高の外国人選手を獲得して悪役となろう。 — クルブ・アメリカのエミリオ・アスカラーガ会長
※この「クラシコ・デ・クラシコス」の解説は、「CDグアダラハラ」の解説の一部です。
「クラシコ・デ・クラシコス」を含む「CDグアダラハラ」の記事については、「CDグアダラハラ」の概要を参照ください。
- クラシコ・デ・クラシコスのページへのリンク