クラブ方針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 03:57 UTC 版)
「アスレティック・ビルバオ」の記事における「クラブ方針」の解説
1912年に最後の外国人選手がクラブから去って以降、選手は「バスク人」に限定するというクラブ方針を守っている。 このポリシーにおけるバスク人は生まれ、もしくは育ちがバスク州(ビスカヤ県・ギプスコア県・アラバ県)、ナバラ州、又はフランス領バスクのラブール・スール・バス=ナヴァールである選手の事を指す。そのため、上記の条件を満たしていれば国籍を問わず入団する事が出来る。 例として、生まれは異なるが育ちがバスク地方であるベネズエラ代表のフェルナンド・アモレビエタや、ルーマニア代表のクリスティアン・ガネアといった選手がクラブに入団している。 過去に祖父がバスクにルーツを持つゴンサロ・イグアインの獲得が噂された事があったが、クラブのスポーツディレクターであるラファエル・アルコルタは、クラブ方針に満たない選手であると獲得を完全否定した。 前述のこのクラブ方針に賛否両論はあるが、地元出身者を積極的にトップチームに昇格させることや、クラブの忠誠心などが称賛されている。かつてはライバルのソシエダもアトレティック同様の方針を持っていたが、1989年以降のソシエダはバスク人以外の選手(スペイン国外出身選手)とも契約を交わすようになった。アスレティックは外国人監督を招くことには積極的で、クラブ創設以降、多くのスペイン国外出身者が監督を務めた。クラブには、レサマ (Lezama) と呼ばれる下部組織のピラミッドを通して若いバスク人選手を育成するというカンテラ方針があり、また、ホセバ・エチェベリアやハビ・マルティネスなど、他クラブからの優秀なバスク人選手のリクルートも行っている。2022年には、優れた育成組織を持つクラブに贈られるUEFAグラスルーツ賞を受賞した。
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