キーブレード使いの役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:59 UTC 版)
「キングダム ハーツ シリーズ」の記事における「キーブレード使いの役割」の解説
生き残ったキーブレード使いたちはキーブレード戦争以来、それぞれの光から新たに再生された世界を守るために影ながら世界の秩序を見守り、それらの世界に悪影響を及ぼす様々な脅威から世界と人々を救う役割を担うようになった。このように光の世界を守るためにキーブレードを振るう者は「キーブレードの勇者」と呼ばれる。キーブレード使いたちは「異空の回廊」を開いて鎧を纏い、キーブレードライドによって通行する事で別世界への往来ができる。しかし、前述の理由から無断で別世界へ訪れる事は例えキーブレード使いであっても原則として認められておらず、また往来した時も自身や外界の事情を明かすのは極力控える必要がある。とはいえ、いざという時はその世界の住人と協力して世界の平和を守り、その人々と交流を持つ事もあり、事実、ソラたちやヴェントゥスたちも訪れた世界で出会った仲間たちと共にトラブルを解決し、彼等との絆を深めていき、それを力として世界を救ってきた。 キーブレード使いの素質を持つ者は「キーブレードマスター」によって継承の儀式を受けキーブレードを扱う資格を得る。その後キーブレードマスターの指導の下にキーブレードに選ばれる心技を教わる。キーブレードに選ばれた後は更に修行して技や魔法などを習得して世界の平和を守り、マスターから認められる事で新たなキーブレードマスターとなる。その際、弟子の力量を見極める必要がある場合は承認試験が行われ、その結果で最終判断される。マスターとして承認された者は、世界の監視と後任の指導を任せられるようになる。また、キーブレードマスターは代々1人正統後継者が定められ、旅立ちの地を守護する役割を担っている。また、キーブレードマスターには代々継承されるキーブレードが存在し、その中でもマスター・ゼアノートが手にしたキーブレードは最古の一振りである。このキーブレードは、おとぎ話の時代にマスター・オブ・マスターが弟子のルシュに託したものであり、ルシュは弟子から弟子へキーブレードを継承する使命を与えられている。エラクゥスは旅立ちの地を、マスター・ゼアノートはキーブレードをそれぞれ師から継承している。ソラとリクの場合はこれら本来のキーブレード使いとは異なり、修行をする前からキーブレードを手に入れ、キングダムハーツやキーブレードなどに纏わる真実について知らなかった事もあり、旅の中でキーブレードの能力を我流で習得していた。特にソラは継承の儀式を受けていないにも関わらずキーブレードに認められるという例外中の例外である。このように、キーブレード使いたちはキーブレードに選ばれる事で世界を守る役割を担うようになるが、『KH』のアンセムレポートやキーブレード戦争の伝説でも語られているように、この能力を悪用する者も存在し、『BbS』から現時点までではマスター・ゼアノートやヴィランズ、XIII機関などが登場している。しかし、そのどれもがソラたちによって防がれ、これらの脅威から守られてきた。 現在(『3D』時点)で確認されているキーブレード使いは、ソラたちやマスターの座を引退したイェン・シッド、さらにはヴェントゥスの心の闇が具現化した存在であるヴァニタスや、ソラのノーバディであるロクサスとその能力を共有していたシオンを含めてもわずか数える程しか存在していないが、彼ら以外のキーブレード使いが存在する可能性も示唆されている。また、『BbS』での出来事からテラたちがそれぞれ行方知れずとなった事で、『KH』開始直前までこの役割を果たしていたのは事実上ミッキー(王様)だけだったが、テラたちからキーブレード使いとしての資格を受け継いだソラ、リク、カイリがキーブレードを手に入れた事で物語が動き出し、彼等も世界を脅やかす様々な脅威に立ち向かっていき、また自分たちに課せられた運命とも向き合うために仲間たちと共に様々な世界を冒険する事になった。 ソラたちを含む現存しているキーブレード使いたちはゼアノート率いる「13人の闇の探求者」に対抗する事ができる「7人の光の守護者」になりえる存在であり、現時点では両者共に人数が欠けている状態にあり、『3D』にて真相を突き止めたソラとイェン・シッドたちは来たるべき決戦に向けて動き出した。
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