キングの塔とは? わかりやすく解説

横浜三塔

(キングの塔 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/03 16:05 UTC 版)

大さん橋国際客船ターミナルから見た横浜三塔。左がキング、中央鉄塔下がジャック、右がクイーン

横浜三塔(よこはまさんとう)は、神奈川県横浜市中区関内地区にある、塔を持つ3つの建物の愛称である。

概要

キングの塔神奈川県庁本庁舎)・クイーンの塔横浜税関)・ジャックの塔横浜市開港記念会館)は、地元では「横浜三塔」と呼ばれ、横浜港のシンボルとして長年市民に親しまれている。都市開発が進んだことにより周囲に他の高層建築が増え目立たなくなってしまったが、建造された当初(大正~昭和初期)には低層建築の中でよく目立ち、横浜港に入港してくる船の目印になっていた。また、キングの塔には、横浜港の守り神である伊勢山皇大神宮分霊が祀られていた。これらの塔の愛称は、入港する船の外国人船員達がトランプのカードに例えて名づけたといわれている。また、みなとみらい地区の都市計画にも「ジャックモール」・「クイーン軸」(クイーンズスクエア)・「キング軸」と、これらの名前が使われている(軸については「横浜みなとみらい21#ペデストリアン軸(歩行者動線)」を参照)。

現在では、この三塔を同時に見ることのできるスポット(神奈川県庁の正面、横浜赤レンガ倉庫大さん橋国際客船ターミナル)を全て回ると願いが叶うという都市伝説があり、これを「横浜三塔物語」という。また、横浜観光コンベンション・ビューロー2007年から、毎年3月10日を三塔との語呂合わせで「横浜三塔の日」と決めて様々なイベントを開催している。三塔を同時に見られる場所はいずれもみなとみらい線日本大通り駅から徒歩10分以内の場所にあり、現地には目印も設けられているので、訪れることは比較的容易である。三塔の建物同士も、半径100mの範囲内に近接して建っている。

エースのドーム「神奈川県立歴史博物館」旧館(1904明治37年・横浜正金銀行として開業・国の重要文化財)を加えて「横浜四塔」とする場合もある(ジョーカーでなくエースなのは、三塔より古く荘厳かつドームがエースのように見えるからだという)。

三塔の詳細

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

キングの塔

クイーンの塔

ジャックの塔

外部リンク

関連項目


キングの塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 04:18 UTC 版)

伊勢山皇大神宮」の記事における「キングの塔」の解説

神奈川県庁関東大震災罹災し昭和3年1928年)に現在の神奈川県庁本庁舎竣功した。その中心部には修養塔と呼ばれる塔が立ち、その最上階には祭壇築かれて、伊勢山皇大神宮から分霊が遷された。ここには月毎神宮神職が赴き、県の守り神として祭礼執り行われた。現在、この神奈川県庁本庁舎登録有形文化財となり、修養塔はキングの塔の愛称呼ばれ横浜シンボルである横浜三塔一つ数えられている。

※この「キングの塔」の解説は、「伊勢山皇大神宮」の解説の一部です。
「キングの塔」を含む「伊勢山皇大神宮」の記事については、「伊勢山皇大神宮」の概要を参照ください。

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