横浜港シンボルタワーとは? わかりやすく解説

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横浜港シンボルタワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/20 14:19 UTC 版)

横浜港 > 横浜港シンボルタワー
横浜港シンボルタワー
Yokohama Port Symbol Tower
タワーの全景
分類 港湾緑地
所在地
座標 北緯35度26分21秒 東経139度41分22秒 / 北緯35.43917度 東経139.68944度 / 35.43917; 139.68944座標: 北緯35度26分21秒 東経139度41分22秒 / 北緯35.43917度 東経139.68944度 / 35.43917; 139.68944
面積 53,365m2
開園 1986年7月18日
運営者 横浜市(指定管理者商船三井興産株式会社
現況 一部の施設を除き営業中
駐車場 205台(有料)
公式サイト https://y-stower.com/
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横浜港シンボルタワー(よこはまこうシンボルタワー)は、神奈川県横浜市中区本牧埠頭D突堤に所在する船舶通航信号所および展望施設の複合塔及び公園(港湾緑地)である。航路標識としての名称は本牧船舶通航信号所(ほんもくせんぱくつうこうしんごうしょ)。航路標識番号8106。高さ48.19m。横浜市が所有する施設であり指定管理者は、商船三井興産株式会社

概要

横浜港に出入りする船舶のための信号所と市民の憩いの場を兼ね備えた横浜港のシンボルとして建設が開始され、1986年昭和61年)7月18日に完成した[1]。この施設は本牧埠頭突端と大黒埠頭突端とを線で結んだ場合の、横浜港東京湾との境となる位置に所在しており、横浜港に入出航する船舶の管制や、近隣を航行する船舶へ海上交通情報を提供するなど航路標識として大きな役割を担っている。

また塔の上部には展望台(地上36.5m)が設置され周辺全てが見渡せるようになっており、高い位置から横浜港湾の様子を覗く事ができることから、市内の隠れた名所となっている。なお展望台への入場は無料だが、エレベーターなどは無いため約140段の階段を数分間ほど歩いて登る必要がある。

CMやPV、ドラマ撮影に利用されることも多いが、商業目的での無許可撮影は禁止されている。

2006年平成18年)11月3日マレットゴルフ場がオープンした。

2019年令和元年)9月9日から台風15号の影響により休園していたが、2020年(令和2年)1月31日、施設の一部を除き、営業を再開。

信号板

塔には75°、160°、270°、345°の4方向に向けた信号板が設置され、航行する船舶に対し信号を表示している。信号板に表示される信号とその大意は以下の通り。意味の細部は、港則法施行規則で信号所ごとに個別に定められている。

  • Iの文字の点滅 - 入航してよい。総トン数500トン以上は出航禁止。
  • Oの文字の点滅 - 出航してよい。総トン数500トン以上は入航禁止。
  • Fの文字の点滅 - 総トン数15,000トン未満の船は入出航してよい。
  • Xの文字及びIの文字の交互点滅 - まもなくIの点滅に切り替わる。航路内の船は航行してよい。
  • Xの文字及びOの文字の交互点滅 - まもなくOの点滅に切り替わる。航路内の船は航行してよい。
  • Xの文字及びFの文字の交互点滅 - まもなくFの点滅に切り替わる。航路内の船は航行してよい。
  • Xの文字の点滅 - まもなくXの点灯に切り替わる。航路内の船は航行してよい。
  • Xの文字の点灯 - 指示された船以外は入出航禁止。

主な施設

  • シンボルタワー(展望室、展望ラウンジ)
  • 芝生マウンド
  • マレットゴルフ
  • 売店
  • 駐車場

展望台からの風景

交通

市街地から離れた場所に所在しているので徒歩での散策には不向きである。山手駅からは5.5kmほど。石川町駅からは6kmほど。

また、埠頭内の周辺道路は大型トレーラーが多数行き交うため、通行には十分注意が必要。

コンサート会場などとしての利用

シンボルタワーがある広場は、イベントやコンサート会場として使用されるが、なかでも最大のものは、1988年(昭和63年)8月14日に上演された「THE ALFEE ALL OVER JAPAN 4 ACCESS AREA -ACT4 YOKOHAMA LANDING BAHNat Hommoku Landing Stage-」であろう。毎年夏に野外コンサートを開催してきた[THE ALFEE]だが、この年は札幌、大阪、福岡、横浜の4箇所で野外ライブを敢行、ここ横浜では7万人以上の動員を達成した。一年を通して行われたライブツアーのコンセプトは「宇宙空間にある地球を臨めるステージで演奏をしてきたアルフィーが、夏の間だけ日本の4箇所に飛来、横浜を最後に宇宙へ帰っていく」という設定がくまれており、この広場にある事務所棟を宇宙船の基地に見立てたセットが組まれた。当日は猛暑と海に囲まれながらも狭いエリアだったため、観客の数人が倒れ、救急車が出動する騒ぎとなった。

脚注

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  1. ^ 『スカイビルへの道 35年の歩み』 株式会社横浜スカイビル、1996年、149ページ

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