ガンダムファイトとは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 01:38 UTC 版)
「ガンダムファイト」の記事における「ガンダムファイトとは」の解説
ガンダムファイトとは、コロニー国家間の全面戦争を回避するため、E.C.デューサー教授が提唱した概念。地球をリングに、各コロニー国家がコロニー国家連合の主導権を賭けて「ガンダム」と名付けられた機動兵器で競い合う武闘大会である。 参加資格はコロニー国家全てが持っており、どんな弱小国家であろうと優勝すればコロニー国家連合の主導権を手に入れることができる、公平かつ平和的な代理戦争である(とはいえそのガンダムに用いられる資材・技術などの国力差は発生しうる)。しかし、どれだけ体裁を整えていようと結局はコロニー国家間の代理戦争であることには変わりがなく、開催の度に戦いの舞台となる地球に人的被害や器物破損・環境破壊などの甚大な被害をもたらすため、地球の居住者の中にはガンダムファイトを忌み嫌うものも少なくない。 未来世紀8年に第1回大会が開催。以後4年毎に開催されているが、第12回大会ではコロニー間の緊張が高まったため4年延期された。ガンダムファイトに参加するガンダムには、各国固有の登録番号が発行される。たとえばマスターガンダムの登録番号はGF13-001NHIIとなり、これは「ガンダムファイト第13回大会参加機体」「前回の大会における順位」「所属国家」「2機目のガンダム」をそれぞれ意味する。同じガンダムが複数回大会に出場することに制限は無い。 開催期間は1年間に渡る長いイベントであり、「サバイバルイレブン」と呼ばれる11ヶ月の予選期間を生き残った全てのガンダムに、決勝ラウンドの参加権が与えられる。予選期間を生き残る手段は特に問われず、機体のデザインを利用し建築物に偽装してやりすごしたネオオランダ代表のネーデルガンダムのように戦闘を回避して11ヶ月間全く戦わずに過ごすといった方法も許される。悪質な例では、ネオネパールのキラル・メキレルのように相手ファイターを試合前に暗殺するという手段を取る者もいる。決勝ラウンドは主催国の指定した会場で行われ、開会宣言のカウントダウンが終了するまでに会場に到着しなかったガンダムは失格となる。なお、決勝ラウンドは少なくとも第7回大会から第13回大会の内にルールが変更されており、かつては出場機体全てが一気に総当りとなる一発勝負のバトルロイヤルだったが、後に数週間かけてリーグ戦を行った後に総合成績の優れた者が最終決戦のバトルロイヤルに参加するという形式となっている。 優勝した国家はそれから次回のガンダムファイト開催までの4年間、コロニー国家の代表となると同時に、次回のガンダムファイトの主催国となる。また、優勝者には「ガンダム・ザ・ガンダム」の称号が与えられる。 ガンダムファイトを開始する際は、対戦するファイター同士が「ガンダムファイト、レディー・ゴー!」の掛け声を掛け合って開始するのが正しい形式だが、乱入などによりそれが遵守されない場合もある。 戦いは時には熾烈を極め、ファイター自身が死亡するほどの激戦が繰り広げられることもあるが、ガンダムファイト国際条約第2条の補足から、試合中の過失によってファイターの死亡は想定済みである。
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