カイロ宣言とは? わかりやすく解説

カイロ宣言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:12 UTC 版)

北方領土問題」の記事における「カイロ宣言」の解説

和訳原文抜粋三大同盟國日本國侵掠制止シ且之ヲ罰スル今次戰爭ヲ爲シツツアルモノナリ右同盟國自國ノ爲ニ何等利得ヲモ欲求スルモノニ非ス又領土擴張何等ノ念ヲモ有スルモノニ非ス 右同盟國目的日本國ヨリ九百十四年ノ第一次世界戰爭開始以後ニ於テ日本國奪取シ又ハ占領シタル太平洋ニ於ケル一切島嶼剥奪スルコト並ニ滿洲臺灣澎湖島ノ如キ日本國淸國人ヨリ盗取シタル一切地域中華民國返還スルコトニ在リ 現代文 三大同盟国米・英・中)は、日本侵略制止し日本罰するために戦争をしている。右の同盟国は、自国のために何の利益要求するものではない。また、領土拡張考えがあるわけではない。 右同盟国目的は、日本国より1914年第一次世界大戦開始以後において、日本国奪取し又は占領した太平洋における一切島嶼剥奪すること、並びに満州台湾及び澎湖諸島のような日本国清国民より盗取した一切地域中華民国返還することにある。 1943年太平洋戦争中米・英・中がカイロ首脳会談行った。この時のカイロ宣言では、日本侵略制止し日本罰し1914年第一次世界大戦以後日本奪取した太平洋上の領土奪還することや、満州台湾中国返還することを目的としている。また、米・英中には領土拡張考えがないとしている。カイロ宣言は、米・英・中の宣言であり、ソ連関係した南樺太千島列島は、同宣言奪還直接対象はなっていない。 一方でソ連が後に参加した1945年ポツダム宣言では日本主権範囲について「カイロ宣言の条項履行されるべき」の文言があり、カイロ宣言についてソ連に対して間接的に影響及ぼしている。

※この「カイロ宣言」の解説は、「北方領土問題」の解説の一部です。
「カイロ宣言」を含む「北方領土問題」の記事については、「北方領土問題」の概要を参照ください。

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