オールセルフサービスの導入から多角化そして上場へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 17:37 UTC 版)
「カスミ」の記事における「オールセルフサービスの導入から多角化そして上場へ」の解説
1971年(昭和46年)5月に茨城県稲敷郡阿見町に完全セルフサービス方式を導入した阿見店を開店した。1974年(昭和49年)12月に二宮店(芳賀郡二宮町、現・真岡市)を開店して栃木県へ進出、1976年(昭和51年)2月に湖北店(我孫子市)を開店して千葉県へ進出、1979年(昭和54年)5月に春日部藤塚店(春日部市)を開店して埼玉県へ進出、1981年(昭和56年)8月に大泉店(邑楽郡大泉町)を開店して群馬県へ進出するなど茨城県内に留まらない店舗展開を進めた。 湖北店は屋上駐車場のある郊外型でモータリゼーションに対応した店舗であった。1977年(昭和52年)に茨城県鹿島郡波崎町(現・神栖市)に長崎屋のフランチャイズで衣料品を販売するサンバードを導入し、1982年(昭和57年)9月には地元の老舗百貨店で霞百貨店のライバルだった小網屋と共に核店舗として茨城県土浦市の複合型商業施設「ピアタウン」に出店し、ショッピングセンターへ初進出した。1983年(昭和58年)に勝田駅に近い商店街表町通りの長崎屋勝田店内にも食品スーパーを出店するなど、積極的に新しいタイプの店舗展開を進めた。 1977年(昭和52年)12月に株式会社茨城県地区スパー本部を設立してボランタリーチェーン事業に乗り出し、1979年(昭和54年)にはファミリーレストランのろびんふっど(現ココス)を開店して外食産業に進出。1981年(昭和56年)10月にビッグベン学園店を開店して家電販売店に進出、1983年(昭和58年)5月に茨城県牛久市でホームセンターカスミを開店してホームセンターに進出。さらに1986年(昭和61年)に茨城県牛久市でブックランドカスミを開店して書店に進出するなど多角化も進められ、1985年(昭和60年)8月には事業の多角化を理由に社名を「株式会社カスミ」に変更した。 そして、1982年(昭和57年)12月15日には東京証券取引所第2部に上場。1983年(昭和58年)には売上高が1000億円を突破し、2年後の1984年(昭和59年)8月には第1部に指定替えとなるなど急速に大手小売企業の一角にのし上がった。
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