オーウェン・ケロッグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/07 05:56 UTC 版)
「肩をすくめるアトラスの登場人物一覧」の記事における「オーウェン・ケロッグ」の解説
Owen Kellogg ニューヨークのタッガート・ターミナルの部長補佐。ターミナルを実質的に仕切っている。タッガート大陸横断鉄道に残る数少ない有能な人物として、ダグニーの目に止まる。部門監督長としては若すぎる年齡だったが、ジェイムズが任命したオハイオ部門の監督長が無能で使いものにならないため、ダグニーはこのポストをケロッグにオファーすることを決意する。しかしオファーしようとしていた矢先、ケロッグはタッガート大陸横断鉄道を辞職してしまう。 タッガート大陸横断鉄道を辞職してからは、臨時雇いの単純労働者として生計を立てる。 クイン・ボールベアリング社の工場で日雇作業員として機械の搬出を手伝っていたとき、通りの向かいのアマルガメイティド転轍信号機製作所の社長ホーレス・バズビー・モーウェンから、社会の変化に対する愚痴と、経済企画国家資源局の調整官長に任命されたウェスリー・ムーチへの期待を聞かされる。 「友人たちとのひと月の休暇」のため、コメット号の二等客車で西に向かう途中、真夜中の大草原で乗務員の一斉逃亡(「政令第一〇-二八九号」施行後の奴隷制への造反)に遭う。そこで偶然ケンティン・ダニエルズの辞職を思いとどまらせようとユタに向かっていたダグニーに会い、非常電話があるところまで徒歩で向かうダグニーに同行する。 このときダグニーに復職を懇願され、日雇い仕事ならやるが「私の頭脳」を求められる仕事はやらないと伝え、ストライキ参加者(ダグニーの立場からは「破壊者」の一味)であることを悟られる。歩きながらダグニーにドルマーク入りのタバコ(タバコ屋の店主が「自分が知る限りこの世で作られたものではない」と言った)を差し出し、どこで手に入れたのか問われ、ドルマークの含意だけを教える。 線路を11km歩いて非常電話にたどり着き、ブラッドショーの運行指令員に乗務員の派遣を依頼してから、近くに飛行場があることに気づいたダグニーが飛行機でどこかに行きたそうにしているのを見て、自分が責任をもってコメット号をダグニーの部下に引き渡すことを申し出る。ケンティン・ダニエルズのいるユタ州に向け飛行機で急ぐダグニーから、万が一のことがあったときはエディー・ウィラーズを通じてジェフ・アレンに仕事を与え、何が起きたかをハンク・リアーデンに伝えてほしいと頼まれ、引き受ける。
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