オオヤマザクラの名所・名桜
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「オオヤマザクラ」の記事における「オオヤマザクラの名所・名桜」の解説
二十間道路桜並木(北海道日高郡新ひだか町)幅が二十間(約36メートル)あることから二十間道路と呼ばれる通りに、約3000本の桜が直線約7キロメートルに及んで咲き渡り、見渡す限り一直線に続く桜並木となっている。「日本のさくら名所100選」「日本の道百選」「新・日本街路樹100景」「北海道遺産」に選定され、毎年多くの花見客で賑わう。 国泰寺の老桜樹・子野日(ねのひ)公園(北海道厚岸町)国泰寺境内には、厚岸町の天然記念物である樹齢170年を越える老桜樹(オオヤマザクラ)を見所に、チシマザクラなど約120本の桜が花開く。近くの子野日公園では、厚岸湖を望み約1200本のオオヤマザクラが開花する。 世界一の桜並木(青森県弘前市)「どうせ作るなら世界一の桜並木にしたい」という地元草案者のもと、1985年(昭和60年)から始まった桜並木づくり。総延長20キロメートルにも渡る長い道を、オオヤマザクラを中心とした6500本もの桜が植樹され、どこまでも続く桜並木となっている。 亀ヶ森牧場の一本桜(岩手県宮古市、亀ヶ森牧場内)標高800メートルの高台に広がる亀ヶ森牧場では、樹高約6メートル、幹囲約3.5メートル、枝張り約15メートルとなるオオヤマザクラが、支柱もなく枝を大きく広げた姿を見られる。 西蔵王のオオヤマザクラ(山形県山形市、西蔵王放牧場内)標高600メートルの西蔵王高原に開かれた放牧場では、広い敷地内にオオヤマザクラが自生し、点在する野生のオオヤマザクラ郡を見ることができる。 針山の天王ザクラ推定樹齢300年、樹高10メートル、幹回り5.2メートル、枝幅17メートルの見事な枝ぶりの巨木である。群馬県の天然記念物に指定されている。 極楽寺の野中ザクラ(新潟県東蒲原郡阿賀町)境内にある野中ザクラは、オオヤマザクラが天然変形したものである。花は径約6センチメートル、花序ごとに2個から3個の濃紅大輪の美しい花を咲かせる。植物学上でも貴重な品種のため、国の天然記念物に指定されている。 地蔵久保(じぞうくぼ)のオオヤマザクラ(長野県飯綱町地蔵久保)推定樹齢130年、樹高約20メートル、幹周り5.1メートルにもなる巨木で、花は色濃い紅紫色の鮮やかな桜を咲かせる。長野県の天然記念物に指定されている。 桜峠(さくらとうげ)(福島県耶麻郡北塩原村大塩字桜峠)桜峠のオオヤマザクラは2001年、愛子内親王の誕生を祝って翌年に2001本植樹された。その後、いろいろと記念して追加植樹され、今は約3000本の規模に拡大した。
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