オオユリワサビとの誤認
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 20:47 UTC 版)
「ユリワサビ」の記事における「オオユリワサビとの誤認」の解説
同属のオオユリワサビ Eutrema tenue (Miq.) Makino var. okinosimense (Taken.) Ohwi は、ユリワサビの変種とされ、基準標本の採集地である福岡県の沖ノ島固有のもので、同地で生育が確認できず、2000年の環境庁レッドデータブックまでは「絶滅種(EX)」とされていた。しかし、「オオユリワサビ,その生活と分類学的位置」鳴橋直弘・梅本康二・若杉孝生(2000年)によって、オオユリワサビは独立した種 Eutrema okinosimense Taken. であり、また本州の東北地方から九州にかけて分布しているとされた。東北地方でユリワサビとされていたものはオオユリワサビであった。また、牧野富太郎原著『新牧野日本植物圖鑑』のユリワサビのスケッチはオオユリワサビによく似ている、との意見もある。
※この「オオユリワサビとの誤認」の解説は、「ユリワサビ」の解説の一部です。
「オオユリワサビとの誤認」を含む「ユリワサビ」の記事については、「ユリワサビ」の概要を参照ください。
- オオユリワサビとの誤認のページへのリンク