アヴェルヌス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/01 01:35 UTC 版)
「バートル (ダンジョンズ&ドラゴンズ)」の記事における「アヴェルヌス」の解説
第1階層アヴェルヌスは、瓦礫の散乱した広大な炭化した荒れ地であり、地獄の公爵の鋼鉄の塔が建っている。デヴィルの大軍が、流血戦争(英語版)における次の戦闘のための絶え間のない準備のために、平原を横切って行軍してゆく。赤い光が空を覆い、巨大な火の玉がこの階層の上空を常に横切っており、命中した場所で手当たり次第に爆発する。血のように赤い空の下、火の玉の爆発は予測不可能である。これらは投獄されている第1階層の前の主であったザリエル(英語版)の激怒が具現化したものであると言われる。リブケイジ(英語版)からの門に最も近い場所は、アウトランズからバートルに引き込まれて廃墟となった都市のダークスパインであり、そこでは難民達が都市をアウトランズ(英語版)に戻そうとする試みの間に、バーテズゥの思想警察を避けるための絶望的な努力が為されている。 青銅城 は巨大な要塞都市であり、莫大なデヴィルの軍勢と兵器群を収容している。ここは常に攻撃に対抗して、新たな防御施設が増設され続けている。大公であるベル(英語版)―貴族の地位に昇進する前は強力なピット・フィーンドであった―は、アヴェルヌスの現在の支配者であり、この地位に就くために前大公であったザリエルを裏切った。彼は青銅城 の中心部に位置する、彼個人の要塞に住まう。 バートルにおける、最も大きな一連のアストラルの導管は蛆虫の穴―蠢く地獄の蛆虫の海―に通じており、その向こう側には高い丘陵と山々の間にドラゴンスポーン・ピッツ・オブ・アズハルルが広がっている。5つの首を持つ悪竜の女神格であるティアマト(英語版)は、彼女のドラゴンやアビシャイの従僕と共に、次の階層への道を監視している。付近には流血戦争における戦利品の髑髏が1マイル以上の高さに積み上げられた、恐ろしい陸標である髑髏の柱 が存在し、その麓に第2階層への入り口がある。 アヴェルヌスには、コボルドの神格であるカートゥルマク(英語版)の領地ドローカリ 、ゴブリンの神格であるバルグリバイアク(英語版)の看板倒れの領地ピーカブル・ランズ (ピーサブルの綴り間違いで、「へいワなくに」程の意)、ドラゴン・クイーンの女神格タキシス(英語版)の領地地下王国アブサロム 等を含む、いくつかの神格の領地が存在する。暗黒の女王 タキシスに仕えるアビシャイの膨大な軍勢がラリーイング・グランズと、タキシス寺院や上位魔法の塔の近辺を動き回っている。ドローカリに存在する街は丘陵に隠されたフレクスタヴィク、山岳に隠されたニベリン、深い森林に隠されたスンジャールである。カートゥルマクの領地はしばしば、バルグリバイアクに仕えるゴブリン達によって襲撃される。 地獄の階級制度から脱落した多くの唯一無二のデヴィル もまたアヴェルヌスに居住している。「下層デヴィル」として知られるこれらの追放者達は、およそ50名程の大公の元配偶者、元公爵、大公の元臣下、主人の寵愛を失った他の唯一無二のデヴィル達 などである。彼らが他者から召喚されることを妨げるため、名前を剥奪された者も存在する。
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