アンドロイド・ロボット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 09:39 UTC 版)
「ダイバー0」の記事における「アンドロイド・ロボット」の解説
ダイバー0(ゼロ) 月に追放された沢山のアンドロイド達の部品や残骸で生み出された少年型アンドロイドで、内部には多くの月で無念の死を遂げたアンドロイド達の思いが注がれたことと、母であるWG一八七二三三号によって無限のエネルギー再生能力を持つ不死身のアンドロイドとして誕生した。 月で死んでいったアンドロイド達の怨念と怒りを引き継いでいる故に、自分達を弾圧した人類への恨みが深い。しかし、自分の行くところで自分が手を下さなくても、人間達が自分を恐れて自滅していく光景や、キャプテンハーロックとの出逢いと戦いを見ながら、次第に人類への復讐という目的だけに生きることへの疑問も覚えていく。 WG一八七二三三号 ダイバー0の母。蛮古教授に使用されていた高性能女性型アンドロイドだったが、電子頭脳の故障(実は彼女自身が知らないうちに芽生えた自己増殖本能によるもの)と見なされ、壊されて月に追放される。そこでGS七〇七七に拾われ、地球へ帰りたい一心から、ゼロの誕生に自らの身を捧げ、自身はゼロが常に持ち続けるボールとなった。ゼロは母と呼ぶが容姿は少女である。 GS七〇七七 2030年型の知能型ロボットで、七百年前に月に棄てられ、以降同じように月に廃棄されたアンドロイド達に修復されて生き続け、そのアンドロイド達の手も借りてゼロを生み出す。 人類への恨みの感情が根強く、ゼロに「人間を信用するな!」「お前の母はお前に強い子になって欲しいと願った!」と教えてきたが、助手のテクタイスの裏切りによって死亡する。 テクタイス GS七〇七七の助手で、ゼロの誕生に立ち合うが、実は蛮古博士のスパイで、再利用のために熔解されるのを恐れてゼロの情報を蛮古に売ってしまうが、蛮古に自爆させられてしまう。 女王ドクロス 金星生まれの女性型アンドロイドで、かつて金星人に抑圧されたロボットやアンドロイドによって自分達の未来を救うために生み出されたが、やがて人類だけでは無く、自分に逆らう者はロボットだろうとアンドロイドだろうと構わずに抹殺していき、金星を死の星に変えてしまった。 誰も信じない自分が宇宙最高のアンドロイドと慢心していたが、ゼロのエネルギーカプセルによって葬られる。 ロボットテロリスト九九九九号 人間に刃向かうロボットの殺し屋として、これまで85人の人間を殺害してきた。ドズクに敗れる。 バースト1号 ゼロを殺すためにヤンマ博士によって製造された球体型ロボットで、全身を強力な金属で覆っており、ゼロの攻撃も寄せ付けない。ヤンマ博士の思考を移植したことで完成したが、ゼロ抹殺のためなら周囲を犠牲にしても構わず、自分はヤンマの分身では無いバースト1号という自我で暴走してしまう。 破壊するには内部に突入するしかなく、レビが持ち出した鍵でゼロに内部を開けられて破壊される。 1000年女王 読み切り版に登場したロボット女性で、名称以外は同作者の『新竹取物語1000年女王』の1000年女王、ラー・アンドロメダ・プロメシュームとは共通点が無い。 とある惑星で1000年近く生きてきたが、そこに人類打倒を目指すゼロが来て、ゼロとの出逢いで自分自身の1000年の寿命が切れて塵化してしまう。しかし、その最期にゼロは、人間とは肉体で問題にならないロボットやアンドロイドでも、永遠や絶対無敵ではないという事を教わるのだった。
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