アリシアと協力者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/10 16:17 UTC 版)
アリシア=Y=アーミティッジ 主人公。外見は14 - 15歳の少女だが、実年齢は8歳であり、年齢を偽ってミスカトニック大学に4歳で入学、6歳で卒業している。一人称は「ボク」。顔に大きな傷跡があり、右目を眼帯で覆っている。 ヘンリー・アーミッティジ教授らに計画を阻止されたウェイトリー一族の末裔が、復讐の為に魔術を用いてアーミティッジの子孫の女性に産ませたヨグ・ソトースの娘であり、ミドルネームの「Y」は“ヨグ”の意である。本来の名はアリシア・Y・ウェイトリーだったが、幼少期の辛い記憶から名を捨てて、現在の姓を名乗っている。成長が速いのも、ヨグ=ソトースの子であるため。 作者の別作品『シャーリィ・ホームズ』の最終回にも登場しており、ナイアールと肉体関係を持ったことを明言している。 ナイアール 褐色の肌の美青年。その正体は這い寄る混沌ナイアーラトテップ。アリシアと行動を供にする際には黒猫の姿をとることもある。最終決戦時には燃える三眼の姿をとる。 響 さつき(ひびき さつき) 小説家の女性。アリシアのミスカトニック大学在籍時代の友人で、アリシアのことを「AYAちゃん」と呼ぶ。 犬丸 大丞(いぬまる だいすけ) 日本出身のジャーナリスト。妻子持ちで、龍一という息子がいる。満月の夜に狼男に変貌する力を持つ。12世紀生まれ。 ナイアールによれば神々が眠りについた際、何者にもその眠りを妨げぬように力を与えられた種族“封印守護者”の出自だが、本人はそれを知らない。満月の夜なら心臓を貫かれ半身を引き裂かれても死なない生命力を持ち、全力を出せば核兵器に匹敵する力を発揮する。妻には頭が上がらず、朝寝坊した際には包丁で滅多刺しされて起こされていた(同様に寝坊した息子は顔面に熱したフライパン)。 電子書籍版の後書きによると、元々は作者の後藤が少年誌の新人賞に応募した伝奇ラブコメ作品からの導入キャラクターであるとのこと。 ランドルフ・カーター 『ランドルフ・カーターの陳述』を始めとするH.P.ラヴクラフトの作品群の登場人物。ナイアールに協力を求められ、敵の策略によって封印されたアリシアを銀の鍵の力で救出した。 その正体は自らを夢の国の住人「ランドルフ・カーター」とすることで神の知を得たが、それを図書館として利用するに留めたラヴクラフト本人である。
※この「アリシアと協力者」の解説は、「アリシア・Y」の解説の一部です。
「アリシアと協力者」を含む「アリシア・Y」の記事については、「アリシア・Y」の概要を参照ください。
- アリシアと協力者のページへのリンク