アタナシウス・キルヒャー
(アタナジウス・キルヒャー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 02:40 UTC 版)
アタナシウス・キルヒャー(アタナージウス・キルヒャー、Athanasius Kircher, ラテン語: Athanasius Kircherus Fuldensis, 1602年5月2日 - 1680年11月28日)は、17世紀のドイツ出身の学者、イエズス会司祭。ヒエログリフの科学的研究に取り組んだパイオニアとして有名。当時のヨーロッパの学術界における最高権威であったが、最晩年はルネ・デカルトなどの合理主義の立場から批判にさらされた。その後忘れられていたが、20世紀の後半になって再びその業績の先進性と多彩さが評価されるようになり、「遅れてきたルネサンス人」とも呼ばれるようになった。アリストテレス的方法論を自在に駆使しながら、同時に観察や実験を重視したという点において中世と近代をつないだ学者であるともいえる。
- 1 アタナシウス・キルヒャーとは
- 2 アタナシウス・キルヒャーの概要
- 3 影響
- アタナジウス・キルヒャーのページへのリンク