アスファルト乳剤とは? わかりやすく解説

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アスファルト乳剤

アスファルト乳化剤安定剤とを含む水中分散させた褐色液体

この液体散布した後、水分蒸発してアスファルト性質発揮する特性利用している。


アスファルト乳剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:49 UTC 版)

アスファルト」の記事における「アスファルト乳剤」の解説

アスファルト乳剤は、アスファルト乳化剤混ぜてアスファルト微粒子水中分散乳化)させ、含まれている水分蒸発することでアスファルトとしての粘度性能発揮する液状材料のこと。ストレートアスファルトブローンアスファルト常温では半固形物質であるが、アスファルト乳剤は常温においてもアスファルト粘度低下させて液状したものである。骨材同士接着剤として、また他の構造物アスファルト混合物付着良くする役割利用され道路舗装施工において路盤表面散布プライムコート)、アスファルト混合物層と他の構造物間の散布タックコート)に用いられる乳化させる材料によって、水中にあるアスファルト粒子表面電荷異なり電荷違いによりカチオン系(正電荷)、アニオン系(負電荷)、ノニオン系(帯電なし)に分けられるカチオン系は、接着性優れることから道路舗装によく用いられており、日本道路用使用されているアスファルト乳剤のほとんどがカチオン系で、アニオン乳剤使われることは少ない。ノニオン乳剤は、セメント・アスファルト乳剤安定処理混合用として、既設アスファルト舗装修繕する際、その場舗装粉砕し既設路盤とともに混合し路盤再構築する路上再生工法使用される乳化剤は以下のものが使われるカチオン系:牛脂ヤシ油脂肪酸誘導体アミン塩酸または酢酸塩 pH2 - 5 アニオン系:高級アルコール硫酸塩 pH12 - 13 ノニオン系:アルキル基(ノニルフェニルなど)にエチレンオキサイド付加したもの。中性付近となる。 アスファルト乳剤の種類は、使用法乳化剤の種類PKMKMN記号表されており、Pは表面散布してしみ込ませる浸透式、Mが骨材混合して使用する混合式を区分表し、Kはカチオン系、Nはノニオン系を意味している。また、浸透性を向上させてプライムコート用いる高浸透性アスファルト乳剤や、アスファルト分を多くした高濃度アスファルト乳剤もある。これ以外に、アスファルト性質改質したものがあり、改質アスファルト乳剤呼んでいる。改質アスファルト乳剤種類では、接着性改善目的天然ゴム合成ゴム混入したゴム入りアスファルト乳剤記号PKR)と、骨材セメントなどと混合したスラリー混合物既設路面薄敷するマイクロサーフェシングで用いる速硬化型の改質アスファルト乳剤記号MS)がある。

※この「アスファルト乳剤」の解説は、「アスファルト」の解説の一部です。
「アスファルト乳剤」を含む「アスファルト」の記事については、「アスファルト」の概要を参照ください。

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