アジリティに用いる障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 02:33 UTC 版)
「アジリティ」の記事における「アジリティに用いる障害」の解説
飛越系障害 ハードルウィングと呼ばれる2つの土台に挟まれた、1本のバーで構成される。全競技中最も多用される障害である。 ダブルハードルウィングと呼ばれる2つの土台に挟まれた、2本のバーで構成される。この障害は2つのバーが同じ高さのパラレルジャンプと、2つのバーの高さが異なるアセンディングジャンプに分けられる。 トリプルハードルウィングと呼ばれる2つの土台に挟まれた、3本のバーで構成される。なお、安全面への配慮からFCIではこの障害の使用は禁止されている。 タイヤ固定されたタイヤの中心部を潜り抜ける障害である。 パネル/レンガ2つの土台に挟まれた1つのブロックが置かれた障害で、そのブロックの上には瓦のようなものが置かれている。 ロングジャンプ4か所のポールの間に2個から5個の低い傾斜のあるブロックが置かれた障害である。犬はその障害を飛び越え無くてはいけない。通常進行方向に向かって手前の方が高さが低く、奥に進むにつれて高さが上がっていく。ハンドラーまたは犬が4箇所のポールを倒しても失敗にはならない。 その他の障害 コンタクト障害後述のAフレーム/Aランプ、ドッグウォーク、シーソーをコンタクト障害と総称する。規定の場所(コンタクトゾーン)を踏まないと失敗として減点の対象になる。 Aフレーム/Aランプ2枚の板を90度(カテゴリーにより異なる)の角度で合わせたような形で、横から見るとアルファベットのAの字のようになる。上り口・下り口共に下の90cm程度の部分は色分けされており、その部分がコンタクトゾーンとなる。また、障害には数cmの厚みの横棒を一定間隔で備え付けると共に、滑り止めの措置が取られており、犬の安全性にも工夫がなされている。 ドッグウォーク3枚の細長い板で構成されており、中央部は地面に並行となり、その両端に傾斜のある板が備え付けられる。傾斜板の登り口・下り口共に下の部分は色分けされており、これがコンタクトゾーンとなる。なお、Aフレームと同様に滑り止めの措置は取られているが、横棒の設置は傾斜部のみで、中央の並行部には同様の棒は取り付けられていない。 シーソー片側が地面に着地した1枚の板で構成されており、犬が中央部を超えると重心の移動が起こり、反対側が地面に着地するようになっている。他のコンタクト障害同様にコンタクトゾーン、滑り止め、横棒が設置されている。なお板の着地前に飛び降りた場合は、コンタクトゾーンを踏んでいたとしても失敗となるが、実際にはその判断は審査員の裁量に委ねられる部分が大きい。 ハードトンネル可変性を持った柔らかいトンネルであり、直線に配置したり、180度折り曲げて配置したりすることが可能となっている。 ソフトトンネル入口部分は固形(通常は半楕円形に近い形状)であり、その先に布が付けられた形の障害。布は固定されないため、入口からはあたかも先が無いように見えるのが特徴である。 スラローム/ウィーブ一定の間隔で並んだポール(通常12本)で構成された障害物。1本目のポールは必ず犬の左肩になるようにしなくてはいけない。 テーブル90cm四方ほどのテーブル状の障害物。かつては審査前に決められたポジション(座れ、伏せ、立て)で5秒間止まらなくてはいけなかったが、ルール改正の結果、テーブル上での姿勢は自由になった。また、かつては審査員が5秒のカウントを行っていたが、現在は電子タイマーが採用されている。
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