とんび

デジタル大辞泉

とんび【^×鳶】

読み方：とんび

１ 「とび（鳶）1」に同じ。

２ 用もなくうろつく者。また、通りがかりに店先や門口のものを盗む、こそ泥。「廊下—」

３ 「鳶ガッパ」の略。《季 冬》

下北弁辞典

とんび

下北弁	意味	用例	用例の意味・備考
とんび	イカの口の乾物（珍味）		《「とんびこからすこ」「とんびからす」「とんびこ」「とんぴこ」ともいう》

新潟県田上町方言

とんび

方言	共通語	使用例または説明
とんび	鳶	鳶職人をとんびとは言わない、そのまとび職と言う

隠語大辞典

とんび

1. 髪をいふ。

分類 せんぽ

トンビ

読み方：とんび

1. 署長ノコトヲ云フ。〔第五類　官吏及官舎之部・石川県〕

分類 石川県

鳶

読み方：とんび，どんび

1. 笛のことをいふ。笛の音は鳶の鳴声によく似て居るから名づけたのである。〔役者語〕
2. 〔楽〕笛のことを云ふ。其色音から来たもの。
3. 笛。
4. 笛のことをいふ。笛の音は鳶の鳴声によく似て居るから名づけたのである。
5. 〔隠〕笛のこと。笛の音は鳶の鳴声によく似て居るからであらう。
6. 笛のことをいふ。
7. 笛を云ふ。鳶の声と笛の音の似たるより。
8. 笛のこと、笛の音は鳶の鳴声によく似ているから。
9. 笛のことをいう。笛の音は鳶の鳴声によく似ているから名づけたのである。〔芸能（俳優）〕

分類 俗語、俳優、役者、役者語、楽、芸能、露店商

鳶

読み方：とんび

1. 通りながら家人の目を倫みて商品等を掠め盗むどろばうの一種を云ふ。
2. 〔犯〕途上などに於て掻浚ふ犯罪者のこと。
3. 途上窃盗。多治見　不良仲間。
4. 途上窃盗。〔香具師・不良〕
5. 路上窃盗。歩きながら浚うところより。〔盗〕
6. 途上窃盗。

分類 不良仲間、東京、犯、盗／犯罪、香具師／不良

鳶

読み方：とんび

1. 才取に同じ。鞘取りともいふ。
2. ①取引員と客との間に立つて株の売買の媒介をする者で才鳥（鳶の字の分析）ともいう。②他人の株券を金融してやると称して横領すること。
3. 取引員と客との間に立って株の売買の媒介をする者で才鳥（鳶の字の分析）ともいう。

分類 会社・株式、会社・株式／経済

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ウィキペディア

とんび

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/22 16:44 UTC 版)

とんび

• タカ目タカ科の鳥、トビ（鳶）の別名。当該項目で詳述。
  • とんび (童謡) - 上記の鳥をテーマにした童謡の曲名。梁田貞作曲、葛原しげる作詞。
• とんび (小説) - 重松清の小説および、それを原作としたNHK（2012年）、TBS（2013年）のテレビドラマ。
• とんび (ライトノベル作家) - ライトノベル作家。代表作に『「才能の器」で目指す迷宮最深部 スキル横伸ばしのはずが、万能チートだった!』がある。
• 男性向けの和装用コートの通称。インバネスコートで詳述。
• タコやイカの顎板の俗称。タコトンビ、イカトンビ。カラストンビ。

トンビ

• トンビ (漫画) - 日本の漫画家・山口陽史の漫画作品。
• 元プロ野球選手・プロ野球監督、東尾修の愛称。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

とんび

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 23:53 UTC 版)

名詞

とんび【鳶, 鴟, 鵄】

1. タカ目タカ科の鳥「トビ」の通称。「ピーヒョロロロ」と鳴きながら滑空する猛禽類。言語慣習的に鷹に比べ、劣る存在として認識される。
2. トンビエイの略称
3. 外套の一種。地は黒い糸を縦横に編み、その間に、黒い熊の毛状のものを織り込み、袖を出して作り、翼状のものであって、インヴァネスに似る。袖を出さないものをマントという。また、インヴァネスの異称ともなっている。
4. 鳶合羽の略。
5. 通りがかりにに物を掠め取る小盗人。鳶が餌をさらう様より。かっぱらい。
6. 用も無く場所をうろつくもの。鳶が空を舞う様から生じた語。
   • 廊下とんび、楽屋とんび
7. 江戸時代、浄瑠璃操人形業界の隠語で、「髪」のこと。
8. 取引所用語。注文取。さいとり。
9. 寄席芸人の符丁で、「笛」のこと。

成句

• 鳶に油揚げをさらわれる
• 鳶が鷹を産む
• 鳶も居ずまいから鷹に見える

Weblio日本語例文用例辞書

「とんび」の例文・使い方・用例・文例

• とんびが円を描いて飛んでいる.