ぜん‐せん【全線】
ぜん‐せん【前線】
読み方:ぜんせん
1 戦場で敵に直接向かい合っている所。戦闘の第一線。「—で戦う」「—に送られる」「最—」
3 異なった気団の境界面と地表との交線。これを境にして気温・気圧・風向・風速などが急に変わり、悪天候を伴うことが多い。その運動によって温暖前線・寒冷前線・停滞前線などに分ける。不連続線。「梅雨—」
4 《3に似るところから》地図上で、ある現象の起きる日、時刻などを結んだ線。桜の開花日を結んだ桜前線、紅葉日を結んだ紅葉(もみじ)前線など。
ぜん‐せん【善戦】
ぜん‐せん【漸染】
【前線】(ぜんせん)
battlefront.
紛争状態における領土の境界線。「戦線」とも。
法的・政治的主張ではなく、軍事的防御による実効支配のみを問題とする。
基本的に、前線は師団規模以上の地上部隊によって防御体制が敷かれている。
前線後方での兵站活動が破壊されないよう、敵の浸透を阻止するのがその任務である。
戦争とは多くの場合、甲乙二つの戦線が激突し、どちらかが崩壊に至る事を意味する。
大規模な浸透を許してしまった場合、敵のいない場所まで撤退し、改めて前線を構築し直す事になる。
また逆に、突撃して敵の戦線を突破した場合も、後続部隊が敵地を占領して新たな戦線を構築する。
もちろん後方に無限の土地があるわけではないので、前線の崩壊はしばしば戦争の趨勢を決定的に左右する。
関連:攻勢限界点 要塞 空挺降下 橋頭堡
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